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ミサイル対策、CMのないNHKは思案中 「いたずらに危機感をあおるのも…」

6/21(水) 19:42配信

デイリースポーツ

 緊迫する北朝鮮情勢への対応策として、政府が本当に弾道ミサイルが発射された時の対応策を知らせるCMを放送すると報じられている。民放では政府公報として、政策に絡んだCMを打つことは珍しいことではないが、今回は日本国民の命に関わる重大事。その中で、CMを流すことがないNHKは対応を思案している。

 21日に東京・NHK放送センターで行われた定例放送総局長会見で、弾道ミサイルが発射された際の備えをNHKはどうするか、という趣旨の質問が出た。担当の荒木裕志理事は「政府の対応とは別に、われわれとしてもきめ細かく情報をお伝えしていくことをやらなくちゃいけないと考えております」と答えたものの、ではどうするか、といった具体的な点については「われわれとしても考えて検討をしていきたいと」と答えるしかなかった。

 政府はウェブサイト「国民保護ポータルサイト」などで、弾道ミサイル発射が確認された際の対応策を(1)頑丈な建物や地下に避難する、(2)適切な建物がなければ物陰に身を隠すか地面に伏せて頭部を守る、(3)屋内にいる場合は窓から離れ、できれば窓がない部屋へ移動する、などと呼びかけている。今回のテレビCMも同様の内容になると見られている。

 政府からのCMがないNHKとしては、独自に視聴者に対応策を呼びかけることを考えなくてはならない。荒木理事は「前もって知識としてお知らせしたらいいのかということも検討していきたい」とはしたが、「いたずらに危機感をあおるのもいけない」という懸念もある。「必要な情報をきちんと届ける必要性もあると思いますので、よく検討していきたいと思います」と過不足のない報道を目指すとした。