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【高木豊氏・巨人逆襲のカギ】小林でいくなら腹くくって使い続けよ!

6/22(木) 9:04配信

スポーツ報知

 「巨人逆襲のカギ」最終回は「総合編」。スポーツ報知評論家の高木豊氏は、扇の要・小林を含め、ある程度メンバーを固定して戦うことを提唱した。

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 今回の低迷の原因は、人を代えることでさらなる「悪循環」を生んだことにある。

 例えば「小林が成長した」と言われていたが、負けが込むと小林のせいみたいになって代えてしまった。確かに彼の能力には物足りない部分も多いが、この先何年も正捕手を任せられる人材が他にいない。

 セの正捕手は、中日こそ出遅れているが、中村(ヤ)や戸柱(D)は打撃がよくなったし、梅野(神)はバントをほとんど失敗しない。広島は石原と会沢が競い合っている。巨人はどうするのか。言うまでもなく阿部のころは強かった。小林でいくなら、腹をくくって使い続けるしかない。

 FA選手の森福にはもっと重要なポイントで投げさせるべきだ。交流戦では対左打者の「一人一殺」が求められる場面で、なんで森福じゃないの?というシーンがいっぱいあった。同じFA組の村田の力は、阿部の離脱でより必要になってくる。昨季も成果を上げた選手だ。クリーンアップという明確な役割を与えたい。

 交流戦中、クルーズを昇格させたが、個人的には一発のあるギャレットのほうがよかったと考える。狭い東京Dが本拠地の巨人は、誰かが本塁打を打って、その勢いで打線がつながっていくチームだからだ。頼れる二塁手がいなくてクルーズになったのも分からないではないが…。

 ここ数試合で明るい材料はそろってきた。亀井が劇的なサヨナラ3ランを決め、長野の状態も上がってきた。長野は好球必打で、亀井は粘れる。異なるタイプの2人を1、2番に並べても面白い。対照的に長野と陽岱鋼は打順を離して使うべきだ。ともに早いカウントから打っていくから、彼らを1、2番に並べると、計2球で終わって、3番の坂本勇に負担がかかってしまうことも考えられる。

 ここまでの巨人は人の見定めで、堂々巡りをしすぎた印象だ。攻守ともにもっと「固定すること」にこだわったほうがいい。(スポーツ報知評論家)

最終更新:6/22(木) 12:00
スポーツ報知