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[速攻試乗]日産エクストレイルに搭載された”自動運転”プロパイロットの実力を試す

6/21(水) 6:30配信

オートックワン

”SUVの王道”日産 エクストレイルがマイナーチェンジ

最近はクルマの価格が上昇傾向にあり、しかもクルマへの興味が薄れたこともあって、小さな車種に乗り替えるユーザーが増えた。このような市場環境の中で、比較的高い価格ながらも堅調に売れているのが日産 エクストレイルだ。月別の販売ランキングを見ても、売れ筋グレードの価格が250~300万円の車種では上位に位置する。

日産 新型エクストレイルフォトギャラリー(画像82枚)

エクストレイル人気の秘訣は、SUVの本質を突いているからだろう。

SUVが人気を高めた理由は、大径サイズのタイヤを装着するなど外観に力強さを与え、しかもボディの上側はワゴンに準じた形状だから、居住性や積載性も優れていることにある。つまり、カッコ良くて実用的なことがSUVの魅力なのだ。それはエクストレイルの特徴とも一致する。近年はカッコ良いが実用性は二の次、というSUVもあるが、エクストレイルはSUVの王道をど真ん中に突き進むことで、根強く支持を集め続けている。

このエクストレイルが2017年6月8日にマイナーチェンジを行った。詳細は新型エクストレイル/最新情報をご覧いただくとして、今回は試乗した印象をお伝えしたい。

新型エクストレイルにもいよいよ”プロパイロット”新搭載

エクストレイルのマイナーチェンジで最も注目されるのは、日産セレナに続いて運転支援機能のProPILOT(プロパイロット:高速道路 同一車線自動運転技術)を20Xと20Xハイブリッドにオプション設定したことだ。

プロパイロットは単眼カメラを使うインテリジェントエマージェンシーブレーキ(緊急自動ブレーキ)の応用技術に位置付けられる。車間距離を自動制御しながら追従走行を行えるクルーズコントロールの機能と、車線の検知による操舵支援の機能を併せ持つ。

プロパイロットのオプション価格は、ドライバーの死角に入る後方の並走車両などを知らせる後側方車両検知機能、ハイ/ロービームの自動切り替え機能などとセットにして14万400円だ。おおむね妥当な価格に収めた。

高速道路で違和感なく使えた

新型エクストレイルのプロパイロットを高速道路で実際に試すと、違和感なく使うことが出来た。

まずはプロパイロットの操舵支援だが、車線を検知して進路を調節するためにハンドルが細かく左右に動くことはあるが、セレナのプロパイロットに比べるとその度合いが小さい。

セレナは標準ボディの全幅を5ナンバーサイズに抑えた高重心のミニバンだから、走行安定性を確保することも視野に入れて操舵感を鈍く抑えており、反応の遅れもあってプロパイロットの修正操舵量が増えてしまう。

その点でエクストレイルは比較的正確に反応するから、プロパイロットの制御も的確に行われ、ハンドルをあまり動かさずに済む。

車間距離の制御もエクストレイルのほうが上手に行う印象だ。エンジンはセレナと同じだが、最大トルクはエクストレイルが若干上まわり、なおかつ車両重量は4WDの20Xでも1540kgだから、セレナの2WDに比べて100kg以上軽い。加速力に余裕があり、先行車が加速した時の反応遅れも抑えた。

新型エクストレイルのプロパイロット開発者は「プロパイロットの作動はセレナと基本的に同じだが、車両が異なるためにバランスを取った」という。セレナが発売されて約10か月を経過したことも考えると、制御の進化もあるだろう。

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最終更新:6/21(水) 6:30
オートックワン