ここから本文です

マイワシ好漁、築地に入荷最盛期 5割増え3割安

6/21(水) 16:44配信

みなと新聞

 築地市場(東京都中央区)に脂ののった生鮮マイワシの入荷がピークを迎えようとしている。価格も安い。「全国各地から多く入荷している」(築地卸)ため。6~19日の日量平均上場数量は前年同期比5割増の56トン。20日の卸値はキロ300~200円が主力で「前年同期比で2~3割安で推移している」(同)という。入荷量が多く、だぶついている一方、担当者は「脂のりが抜群で、良い物がそろっている。刺身や焼き物商材に良い」という。

 サイズは1尾100~140グラムを中心に入荷。メーンは北海道産の棒受網物だが、宮城、銚子などからも定置網や巻網物の入荷がある。主な仕向け先は寿司屋などの飲食店、量販店など。6月以降「石川県産の定置網や巻網物入荷が増えてきた」(同)という。

 千葉県などで6~7月に獲れる太ったマイワシは、「梅雨いわし」や「入梅いわし」と呼ばれ、一年で最も脂がのっている時期とされる。

 日本のマイワシ漁獲量は1988年のピーク時、約450万トンあり、2015年の日本の漁獲量全体(470万トン)に匹敵するほどだった。しかし、その年を境にマイワシは激減を続け、07年にはピーク時の150分の1以下の2万7000トンまでに減少した。その後、漁獲規制や環境改善などで15年には34万トンまで回復した。今年1~5月の水揚量も前年同期比4割増の14万トン(漁業情報サービスセンターまとめ)と復活基調にある。

最終更新:6/21(水) 16:44
みなと新聞