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奄美民謡大賞、平田まりなさんが受賞 南海日日新聞社主催

6/21(水) 10:38配信

南海日日新聞

 元ちとせや中孝介を輩出した奄美島唄の登竜門、第38回奄美民謡大賞(南海日日新聞社、奄美市教育委員会共催)が17日、鹿児島県奄美市名瀬の奄美文化センターであった。最高賞の奄美民謡大賞は、青年の部の平田まりなさん(21)=奄美市名瀬出身、神奈川県在住=が手にした。
 奄美民謡大賞は▽少年(14歳以下)▽青年(15~39歳)▽壮年(40~59歳)▽高年(60歳以上)―の4部門で行われた。全国各地の予選を勝ち抜いた100人が出場した。
 少年の部を皮切りに唄者たちが次々と得意の一曲を披露すると、観客はじっくりと耳を傾けた。幕あいには歴代大賞受賞者が歌い、大会に花を添えた。 会場には約800人の島唄ファンが訪れ、若手からベテランまで幅広い唄者の歌声を楽しんだ。
 各部門の最優秀賞は少年の部が飯田秋さん(奄美市笠利・赤木名中3年)。青年の部は平田さん。壮年の部は川口成美さん(奄美市笠利)、高年の部は島袋徳男さん(奄美市名瀬)。来場者の投票で決める特別賞も部門ごと選出した。
 平田さんは「請けくま慢女節」を歌い、大賞を受賞した。「大賞に選ばれてびっくりした。6歳から島唄を始め、(奄美民謡大賞に)15回挑戦してきた。これからも努力を重ね、心で歌う唄者になりたい」と喜びを語った。
 審査委員の小川学夫・鹿児島純心女子短期大学名誉教授は「出場者の曲の選択は聞かせどころがある難しい唄が多く、曲調が遅くなっている傾向がある。曲調の速い唄や『よいすら節』などなじみのある歌を試みる選択があってもいい。島唄も多様性を持ち魅力を高めていこう」と講評した。
 奄美民謡大賞 島唄の保存と継承を目的に1980年に始まった。島唄最大のコンクールで「シマ一番」を競う。少年少女からベテランまで幅広い年代の唄者が出場する。今年の予選出場者は190人。第1回の大賞受賞者は坪山豊さん。元ちとせさんは1996年、奄美大島・瀬戸内町の古仁屋高校3年時に大賞を受賞した。

南海日日新聞

最終更新:6/21(水) 10:38
南海日日新聞