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燃費TOPでも新たな挑戦! トヨタが新型アクアSUVを投入のワケ

6/21(水) 12:21配信

オートックワン

アクア・プリウスの見込み客が日産 ノート e-POWERに流れている

「オタクのは、普通のハイブリッドでしょ。でも、向こうは”新しいEV”なんですよ」

昨年後半から、トヨタディーラーにアクアやプリウスを見に来た購入見込み客が、そういうことを言う場面が増えたという。

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結果的に、こうした購入見込み客の多くが”向こう”に流れていく。

”新しいEV”とは、日産 ノート e-POWERのことである。

トヨタの販売現場からは「”新しいEV”といっても、実質的にシリーズハイブリッド車でしょ。マーケティング戦略としては見事だと思いますが、なんとも悔しいかぎりです」という声が挙がっている。

人工知能による自動運転、5G通信によるコネクテッドカー、そしてビッグデータを活用したカーシェアリングなど、異業種からの新風によって世界自動車産業界はいま、史上空前の大転換期に突入している。

だが、販売現場では、そうした時代の大流よりも”今月の売り上げ”の方が気にかかる。

現状での自動車産業は、”新車を数多く売ること”が最優先であり、日本で自動車販売シェアを半数を牛耳るトヨタにとって、国内主力車種であるアクアとプリウスが”新しいEV”に振り回されている現状を深刻に受け止めるのは当然である。

こうした中、アクアが2017年6月にマイナーチェンジを行った。

”プリウスの弟分”という立ち位置からの脱却

改めて、アクアという商品の存在意義を考えてみると、そもそもの発想はミニ・プリウスだ。その証拠に、北米仕様アクアはプリウスCという商品名で販売されている。

プリウスは、第三世代においてハイブリッドという市場を確立し、その頂点に君臨した。ハイブリッドの王者として、余裕十分の室内空間が必然となった。そこで、外観も含めてかなり大きくなった。

そのため、トヨタディーラーに第三世代プリウスを見に来た購入見込み客からは「ひとりかふたりで乗ることが多いので、これだとサイズ的にちょっと大きい気がする」という声が聞かれるようになった。

そこに登場したのが、アクアだ。

つまり、アクアの特徴は、プリウスに対する”小ささ”だ。

トヨタの狙いは奏功し、プリウス購入見込み客の一部がアクアへと流れていった。

また、「軽自動車っていうのも、取引先の手前、ちょっと…」という声があった商用車向けの需要も確保した。しかし昨今、「軽自動車でも十分」という声から新型ミライースに小型商用車の需要が流れ始めた。

こうした声も念頭に、アクアがマイナーチェンジを行う。

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最終更新:6/22(木) 18:44
オートックワン