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<高校野球>今大会展望、波乱か 徳栄本命、有力校ひしめくゾーンも

6/21(水) 8:00配信

埼玉新聞

 第99回全国高校野球選手権埼玉大会の組み合わせが決定した。春季関東大会王者の浦和学院、3年連続の栄冠を目指す花咲徳栄が総合力で一歩リードするが、夏の一発勝負は波乱が付き物。好位置から3年ぶりの頂点を目指す春日部共栄ゾーン、公立勢の意地を見せたい市川越ゾーンにも有力校がひしめく。組み合わせから今大会を展望する。

■層厚い徳栄が本命 ふじみ野―花咲徳栄ゾーン

 投打充実の花咲徳栄が4強入りの大本命。綱脇、清水の両右腕がけん引する投手陣は安定感抜群。打線も春季大会4本塁打の主砲野村を中心に、上位を打つ太刀岡、千丸の走塁も抜け目ない。西川はプロ注目の好打者。

 Dシード浦和実は左腕英が軸。三本木、白石とタイプが違う右投手の継投で一泡吹かせたい。昨秋、今春ともに8強のふじみ野はエース右腕高野の出来が鍵を握る。埼玉平成は打力が自慢。ノーシード勢では山村国際、立教新座、昌平が実力上位だ。

■浦学優位も激戦か 浦和学院―草加西ゾーン

 左腕佐野を軸に投手力が充実し、打線もつなぐ意識が徹底される関東王者・浦和学院。序盤で当たりそうな上尾、春日部東ら地力のある公立勢に油断は禁物だ。草加西側に昨夏準優勝の聖望学園がおり、内容にもこだわり勝ち上がりたい。

 好投手を擁する対戦がめじろ押し。共に2回戦でぶつかる武南の右腕布川と星野の左腕湯沢、本庄東の左腕桐敷と埼玉栄の右腕米倉の投げ合いは見応えあり。ノーシードからは桶川、白岡、松山などの公立勢が上位進出をうかがう。

■力ある私学勢潜む 市川越―川越工ゾーン

 Bシード市川越、Cシード川越工をはじめ、実力のある川越勢がひしめく。市川越のエース左腕メンディスは昨夏4回戦で浦和学院を相手に好投したような快投に期待。川越工は小久保、宮崎の両右腕を軸に、リードオフマン菊政ら一発のある強力打線が売りだ。

 野中新監督を迎え初の夏を戦う川越東の戦いにも注目。共に春16強の山村学園、東農大三はシードの意地を見せられるか。そのほか狭山ケ丘、正智深谷、慶応志木、西武文理などシード校と遜色ない私学勢が潜む。

■共栄軸に打線活発 叡明―春日部共栄ゾーン

 春季大会で高橋大ら投手陣が台頭し、経験を積んだBシード春日部共栄を中心に展開されそう。対抗は打ち始めたら止まらない“歌舞伎打線”の小鹿野や、総合力が高いDシード西武台。毎年、夏に照準を合わせてくる熊谷商も地力がある。

 Cシード叡明は三上、室賀ら中軸が勝負強さを発揮したい。Dシード大宮東は春季地区大会で埼玉栄に打ち勝った打力でエース右腕菅原を援護する。伝統校の鷲宮、所沢商にも期待したい。軟式から転身した開智未来は夏の初陣を飾れるか。

最終更新:6/21(水) 8:00
埼玉新聞