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メルセデス「もっとも重要なのは、ホンダがF1に残ること。マクラーレンと交渉するのは優先事項ではない」

6/21(水) 17:53配信

motorsport.com 日本版

 マクラーレンのホンダに対する批判は、カナダGPで頂点を迎えたように見える。このグランプリで同チームのフェルナンド・アロンソは、レース終盤まで入賞圏内を走っていた。しかし残り3周という時点でエンジンが音を上げ、チームから今季初入賞の機会を奪うことになった。

【写真】カナダGPを走る、マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソとストフェル・バンドーン

 マクラーレンのエクゼクティブ・ディレクターであるザク・ブラウンは、チームは2018年に向けて、代替案を模索していることを認める。そのため、ホンダの苦戦が続くようであれば、2014年以来再びメルセデスと組む可能性も示唆されている。

 今週スイスのジュネーブで行われたFIAスポーツ会議に出席した、メルセデスのマネージング・ディレクターであるトト・ウルフは、来季4つ目のチームにパワーユニットを供給できる可能性を示唆した。メルセデスは現在、ワークスチーム以外にウイリアムズとフォースインディアにパワーユニットを供給している。

 マクラーレンにパワーユニットを供給する可能性はあるかと尋ねられたウルフは、記者の質問に対して「我々にとって最優先事項ではない」と語った。

「我々はホンダとマクラーレンが、関係を整理しようとしているのかどうかを確認したいと思う。現時点では、市場にそういった機運が蔓延しているため、我々は外から見守ろうと思う」

「我々はそういうポジションに身を置きたいと思っている。なぜならもっとも重要なことは、ホンダが課題を解決し、このスポーツにとどまり、カスタマーチームやワークスチームと良好な関係を保つことだ」

「我々はそういった段階で干渉したくない。それが、我々の優先事項である」

 マクラーレンとパワーユニットの供給について話をしているかどうか尋ねられたウルフは、「候補になる前に、両者が完全に別れることを望む」と語った。

 ウルフは、4つの”プレミアム”なメーカーが関与している現在のF1が置かれた状況は”非常に幸運”だと語り、そしてホンダがザウバーとの契約を交わして来季以降もF1にとどまることを決めたことは、非常に重要なことだと語った。

「最優先事項は、ホンダがこのスポーツにとどまり、そしてホンダがカスタマーと良い関係を築くことだ」

「だからこそ私は、現時点ではこの話題に集中したくない」

Lawrence Barretto