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【コンビニ最新情報2017】大胆な店内レイアウト変更の意図は?

6/21(水) 20:00配信

TOKYO FM+

高橋みなみがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組、6月21日(水)の生放送では、流通アナリストの渡辺広明さんをゲストに招き、進化し続けるコンビニの最新事情について伺いました。

渡辺さんによると、今年中にコンビニ大手3社の28パーセントほどの店舗にイートインコーナーが併設。コンビニで買ったものを食べたり飲んだりする店食(みせしょく)が定着してきているんだとか。
「以前からイートインはあったんですが、コンビニコーヒーもここ4、5年で美味しくなっていて、女性がカフェ代わりにイートインを使うようになっています。コンビニの商品は3000ほどの種類があるんですが、コーヒーのほか、カウンターで売っている揚げ物や焼き鳥、お菓子、ロールケーキ、ドーナツなど、自分の好きなものが食べられるんです。食事はもちろん、喫茶店のようにビジネスパーソンが簡単な打ち合わせをしたり、住宅街では子育てママやシニアの方が井戸端会議したりとさまざまな場面で使われています。Wi-Fiも使えるし、外国人の方にも安心。東京オリンピックに向けて、一部を除いて半分くらいのお店がイートイン併設になるのではないでしょうか」とのこと。

また、セブン-イレブンでは今年から大きなレイアウト変更が。
これまでの「左側か右側に入り口があり、そこをまっすぐ行くとレジカウンターがあり、奥に弁当やドリンクのコーナーがあり回遊させる」レイアウトでしたが、「お店の真ん中に出入り口があり、ホテルのように正面奥にレジカウンターがある」レイアウトに変わるそうです。

「カウンターの売上が(店舗の売上の)3割から4割くらいなんです。一番売れているのがタバコで、コンビニの売上のおそらく25パーセントから30パーセントを占めています。今までの入ってすぐにカウンターがあるレイアウトだと、タバコを買う人はタバコだけ買って帰っちゃうことがあるんです」と理由を明かす渡辺さん。

また、最新のレイアウトでは冷凍食品の売り場が充実するそうで、「惣菜や弁当を持ち帰って食べる中食(なかしょく)は全国で年間9.6兆円くらいの売上があり、コンビニだけで35から40パーセントを占めています。実はそこにはお店の事情もあるんです。コンビニは本部とオーナーで利益を分配していて、分配した利益から、人件費、光熱費や廃棄額を引いたものが収入になるんです。弁当は廃棄が多く収入が減るうえ、欠品が出ることもあります。対する冷凍食品は賞味期限が長いうえ在庫も多くすることができ、欠品が減らせます。今年中に10パーセントの店舗が、2020年までに全体の半数ほど、10000店舗でこのレイアウトに変わる予定です」と話していました。

また、渡辺さんはコンビニの「御用聞き」サービスの本格化を指摘。
これは「サザエさん」に登場する三河屋さんのように、自宅までの商品の配達はもちろん、必要なものがないか注文を取りに来てくれるというものです。
渡辺さんは「セブン-イレブンは西濃運輸、ローソンは佐川急便と組んで、専用の会社を立ち上げています。人口減少によって売上が減り、シニアの方は自宅の半径700メートル以内にしか買い物に出かけません。(そのため)待ってるだけじゃなく攻めていく商売に変わっているんです。クリスマスケーキや丸かぶり寿司、うなぎなどの予約商材が増えているので、予約商材の拡充が一番最初にスタートすると思います」と話していました。

(TOKYO FMの番組「高橋みなみの『これから、何する?』」2017年6月21日放送より)

最終更新:6/21(水) 20:00
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