ここから本文です

なぜ広島に「1円」も入らない? 交流戦に思う疑問

6/21(水) 14:35配信

Full-Count

ソフトBと広島が12勝6敗で並んだ交流戦、ソフトBが3年連続最高勝率に

 ソフトバンクの3年連続最高勝率という結果で、今季の交流戦は幕を閉じた。ソフトバンクが例年通りの好成績を残す一方で、巨人やヤクルトが大型連敗を喫し、広島はそのソフトバンクと並ぶ12勝6敗を記録。パ・リーグは56勝51敗1分けで8年連続12度目の勝ち越しとなったが、13勝差あった昨季よりもセ・リーグとの勝差は「8」縮まった。

【動画】圧巻美技連発、交流戦で飛び出した好プレー

 その交流戦。疑問を投げかけたいことがある。まず、その1つが、賞金のシステムだ。

 交流戦の賞金の規定は、このようになっている。最高勝率球団に500万円、そして、勝ち越しリーグの勝率1位球団に1000万円。そこから同2位500万円、同3位400万円、同4位300万円、同5位200万円、同6位100万円である。

 今季は、ソフトバンクが最高勝率と勝ち越しリーグ1位球団で1500万円を獲得。西武が500万円、楽天が400万円、オリックスが300万円、日本ハムが200万円、ロッテが100万円となり、12勝6敗でソフトバンクと並び、直接対決の結果で2位となった広島には1円も入らない。

 また、最終戦で広島が勝利していた場合でも、広島には500万円、2位となるソフトバンクには1000万円が入る。最も讃えられるべき最高勝率球団の方が、賞金額が安くなるという現象が起きる(ただし現行システムになってからは、勝ち越しリーグから最高勝率球団が出ており、これは起きていない)。

借金6のロッテ、同2の日本ハムにも賞金

 リーグ対抗戦の色合いを濃くしているため、このようなシステムになっているのだが、今季でいえば、交流戦で借金6のロッテや同じく借金2の日本ハムに賞金が入り、12球団最多タイの貯金6を積み上げた広島には何もないというのも、何とも、首を傾げたくなってしまう。

 リーグ対抗戦という点で、負け越しリーグに賞金がないのは致し方ないこととはいえ、勝ち越しリーグにはドラフトのウェーバー優先権も与えられるため、賞金が贈られるのは上位3球団ほどでもいいのではないだろうか。

 もう1点は順位決定の方法だ。交流戦の規定では、順位決定の方法を以下のように定めている。

○2球団が並んだ場合
1.勝数
2.直接対戦成績
3.交流戦18試合のTQB【※(得点/攻撃イニング)-(失点/守備イニング)】が大きいチーム
4.交流戦18試合のER-TQB【※(相手自責点による得点/攻撃イニング)-(自責点/守備イニング)】が大きいチーム
5.交流戦18試合のチーム打率
6.前年度交流戦の上位チーム

○3球団が並んだ場合
1.勝数
2.交流戦18試合のTQB【※(得点/攻撃イニング)-(失点/守備イニング)】が大きいチーム
3.交流戦18試合のER-TQB【※(相手自責点による得点/攻撃イニング)-(自責点/守備イニング)】が大きいチーム
4.交流戦18試合のチーム打率
5.前年度交流戦の上位チーム

 今季の交流戦は、残り2試合の段階まで、ソフトバンク、広島、西武、阪神の4球団に最高勝率の可能性が残されていた。ソフトバンクと広島が直接対決だったため、この2球団だけの決着であれば、規定の2にある直接対戦成績で順位が決まる。気になったのは、3球団が並んだ場合に出てくる「TQB」の存在である。

1/2ページ

最終更新:6/21(水) 19:11
Full-Count

スポーツナビ 野球情報