ここから本文です

SMAPの元メンバーが独立、株価への影響は!?

6/21(水) 20:30配信

TOKYO FM+

中西哲生と高橋万里恵がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「クロノス」。6月20日(火)の放送ではSMAPの元メンバー退所が経済や株価に与える影響について、三井住友アセットマネジメントの宗正彰さんに話を伺いました。

昨年末解散したアイドルグループ、SMAPの元メンバーの稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾の3人が、今年9月の契約満了に伴ってジャニーズ事務所を退所し独立することが報じられました。昨年の解散は大きな経済損失が生じると報じられていましたが、宗正さんによると今回は状況が違うようです。

「昨年末と今回では、経済的影響は違います。昨年の解散はまさにサプライズということで経済損失が発生しているんですが、今回の独立はすでに織り込み済みという見方になると思います。経済損失の計算ではどこまで範囲を含めるかで大きくなったり小さくなったりします。最も直接的な経済損失の考え方は、SMAP関連の年間の推定収入。これは年間250億円程度と言われています。これにコンサートに参加するファンの交通費や飲食費を足した合計300億円が最も基礎的な経済損失の額だと思います」と分析する宗正さん。

では、3人の退所による株価への影響はあるのでしょうか。
「ジャニーズ事務所は上場していないので、直接的な影響はありません。香取さん、稲垣さん、草なぎさんが今後所属するであろう事務所も上場企業でなければ直接株価への影響は無いんです。かつてサザンオールスターズの桑田佳祐さんががんを告白したときには、所属しているアミューズは上場しているため株価が下落したんです。アミューズの売上全体に占める桑田さん関係の売上が大きいため株価が下がったんですが、今回はそういったケースは無い。ただ、SMAPの冠がついた番組を多く抱えていたテレビ局の広告売上が落ちて、それが株価に影響するという動きは考えられます」とのこと。

さらに宗正さんは、エンタメ業界全体を見ると「今回の経済損失はプラスマイナスゼロ」と持論を展開。その理由について、
「エンタメの世界は衣食住のように、人が生きていく上で無くてはならないものではないです。エンタメ業界は人の時間消費を埋め合わせていく業界なんです。例えばSMAPに費やしていた娯楽の時間に、SMAPがいなくなったことでその中のひとりのメンバーを応援し始めたり、他のグループを応援するようになったり、SMAPの番組ではなく他の番組を観たり聴いたりするようになるなど、ひとつのコンテンツが無くなると他のコンテンツで穴埋めできてしまう業界だからです」と語っていました。

(TOKYO FM「クロノス」2017年6月20日放送より)

最終更新:6/21(水) 20:30
TOKYO FM+