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【高校野球】選抜2強の大阪桐蔭&履正社だけじゃない 大阪大会の激戦ぶりがスゴイ

6/21(水) 20:23配信

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20日に組み合わせ決定、気を引き締める大阪桐蔭「夏はまったく雰囲気が違う」

 近畿のトップを切って、20日に全国高校野球選手権大阪大会の組み合わせ抽選会が行われた。激戦地としても知られる大阪だが、今夏はさらに激しい戦いが予想されている。センバツ優勝校の大阪桐蔭と準優勝校の履正社の名がまず挙がるが、今年はこの“2強”だけではない。近畿大会準優勝の東海大仰星や大体大浪商、興国などの古豪に、昨秋府大会優勝の上宮太子、さらには北野、大冠、汎愛(はんあい)なども侮れない。

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 大阪桐蔭は、センバツ大会以降も投手陣を含め様々な選手に経験を積ませ、公式戦は無敗のまま春を終えた。エースの徳山壮磨はさらに安定感が増し、2年生の大型左腕・横川凱も成長。打線は1番の藤原恭大を筆頭に、キーマンで主将の福井章吾など力のある打者が揃う。5月末から続いた追い込み練習では“内面を鍛える”ことをテーマに挙げて練習を積んだ。この言葉の意味を福井章吾主将はこう言う。

「夏の試合は、春や秋とはまったく雰囲気が違う。暑さなどでスタミナも削られるし、今までにない状態で連戦を戦わないといけないので、その中でいかに自分たちのプレーができるかだと思います。最近は守る、打つ、のミスは減ってきたとは思いますが、まだまだ細かいミスはあるので、それをいかになくすかだと思います。

 自分たちが入学して2年連続で夏の甲子園を逃しているので、今年は逃すわけにはいかないです。春夏連覇、とよく言われますが、大阪で勝つことは大変なので、まずは大阪大会を勝ち抜くことだけを考えます」

履正社躍進のカギを握るのは…「雰囲気は良くなってきた」

 チームの雰囲気は最高潮だという。6月は横浜や常総学院など関東の強豪との練習試合もこなした。勝敗よりも、あと1本が出ない、バントミスなど細かいプレーの精度を上げることがチームの大きなテーマだ。

 履正社はプロも注目するスラッガー・安田尚憲が通算本塁打を59本に伸ばし、打撃にさらに磨きがかかった。主砲で主将の若林将平、センバツでホームランを放った石田龍史など長打力が高く、打線はトップレベルだ。新戦力も台頭し、チーム内では競争意識が一層強くなっている。センバツ以降、体調を崩し登板がなかったエースの竹田祐は復調の兆しを見せているが、課題だった投手層がどこまで厚くなっているのかがカギだ。

「練習では常に勝負を分ける場面を想定して練習しています。まだまだクリアしていかないといけない部分はありますが、雰囲気は良くなってきたと思います」と若林主将は言う。昨年度代表として、開会式では前年度優勝校として先頭で行進する。「今日の抽選会で、たくさんの大阪のチームがいるんだなと実感しました。どこが相手でも自分たちの野球をすることと、挑戦者のつもりで戦いたいです」と前を見据えた。

 東海大仰星は公立の雄である大冠と同じブロックに入った。お互いが勝ち進めば3回戦で激突する。大冠は長打力のある強打者が揃い、ケガ明けで春は本調子ではなかったエースの丸山惇が復調すれば面白い存在だ。春の府大会初戦で東海大仰星と激戦を演じた汎愛は、同じく春の府大会でベスト16まで勝ち進んだ寝屋川と同ブロック。また春の府大会で大阪桐蔭を苦しめた関大北陽も、金光大阪と同じブロックに入り、勝ち進めば3回戦で激突する。

 シード制のない大阪大会ならではの序盤戦からのぶつかり合い。大会は7月8日に京セラドーム大阪で開幕する。

沢井史●文 text by Fumi Sawai

最終更新:6/21(水) 20:35
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