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中国外交次官「韓中関係の主な障害、まだ除去されていない」

6/21(水) 6:28配信

ハンギョレ新聞

韓中次官対話、16カ月ぶりに開催 イム・ソンナム次官との会合 21日には米中外交対話 米、対北朝鮮制裁強化の求める見込み

 韓国の新政権発足後初めて開かれた20日の韓中外交次官戦略対話で、張業遂中国外交部常務副部長は「韓中関係の主な障害はまだ除去されていない」とし、コミュニケーション強化を通じて韓中関係を「発展軌道」に戻すべきだと述べた。THAAD(高高度防衛ミサイル)問題による衝突を克服し、韓中関係を改善しようという発言と解釈される。

 張業遂副部長は20日、北京の釣魚台で開かれた第8回韓中外交次官戦略対話でイム・ソンナム外交部第1次官と会い、「今、韓中関係は重要な段階にある」とし、「韓中関係を制約する主な障害物はまだ除去されておらず、朝鮮半島地域の情勢は依然として複雑だ」と話した。イム・ソンナム次官は「スタートが良ければ半分は成功したようなものという言葉がある」とし、「文大統領が就任してから、今後の韓中関係をより重視し、実質的な戦略的協力の同伴者関係を構築していくという立場を明確に強調している」と述べた。イム次官は韓中間の最大懸案のTHAAD問題と関連して、政府の環境影響評価(アセスメント)方針を紹介し、中国の報復措置の中止を要求したという。

 韓中外交次官戦略対話は昨年2月にソウルで開催されて以来、THAADの問題で中断されたが、16カ月ぶりに再開された。韓中関係と朝鮮半島情勢、来月の主要20カ国(G20)首脳会談をきっかけにした韓中首脳会談の準備などが話し合われたという。

 中国の外交の司令塔である楊潔チ中国外交担当国務委員もこの日、北京の中南海でイム・ソンナム次官と会い、「我々は韓中国交正常化の初心を忘れず、相手の重大な関心事を尊重し、我々の共同利益を共に守っていくことを望む」とし、「両国関係を健康かつ安定的に発展させるよう、再び(元の状態に)戻せることを願う」と述べた。

 中国の耿爽外交部報道官は定例ブリーフィングで「今回の対話で、双方が国政および外交政策、韓中関係、THAAD問題、朝鮮半島情勢などについて深く虚心坦懐に意見を交換した」とし、「双方はコミュニケーションをさらに強化し、衝突を適切に解決し、韓中関係を早いうちに安定して健全な発展軌道に戻すよう努力することで合意した」と明らかにした。耿報道官は「私たちは韓国側が政治的な意思と決断を示し約束を守り、中国側とともに関連問題を適切に解決することを希望する」と話した。

 一方、21日(現地時間)ワシントンで開かれる米中外交安保対話を控え、米国務省は中国が対北朝鮮制裁をさらに強化するよう公式に要求した。

 スーザン・ソーントン国務省東アジア太平洋副次官補は19日、メディアとの電話ブリーフィングで、中国が北朝鮮産石炭の輸入禁止措置を行ったことを肯定的に評価しながら、「私たちは中国がもっと多くのこと(制裁)を実行する姿を見たい。今週中国側とこれについて話し合う」と述べた。「私たちは、中国が安保理の対北朝鮮制裁を完全に履行することを含めて、中国が北朝鮮の最大貿易相手国として特別なレバレッジ( テコ)を活用することを要求してきた」と明らかにした。さらに同副次官補は国連安保理が制裁対象に指定した北朝鮮企業と取引する外国企業に対する制裁についても、中国の忠実な協力を求めた。

北京、ワシントン/キム・ウェヒョン、イ・ヨンイン特派員(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

最終更新:6/21(水) 6:28
ハンギョレ新聞