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チームの起爆剤になるか…近年の『途中入団助っ人』を振り返る

6/21(水) 11:30配信

ベースボールキング

待望の長距離砲獲得も…

 開幕から低空飛行を続けていたロッテが、ここに来て積極的な動きを見せている。

 まずは5月18日にWBCキューバ代表のロエル・サントスを獲得。リードオフマンタイプの選手の獲得に指揮官の伊東勤が苦言を呈したという一部報道もあったが、それから間髪を入れずに6月6日、チーム待望の長距離砲としてウィリー・モー・ペーニャの獲得を発表した。

 開幕から深刻な長打力不足に悩んでいたロッテにとって、ペーニャ獲得の決め手となったのは「日本球界の経験のある選手」という点である。確かにペーニャは、2012~15年の4シーズンで3球団を渡り歩き、オリックス時代には32本塁打をマークするなど、NPBでの経験も豊富なスラッガーだ。

 シーズン途中での外国人選手獲得は、そのほとんどが低迷するチーム状況を打破するための補強になるだけに、外国人選手にありがちな「海のものとも山のものともわからない」という不確実さを避けたいという想いが強い。その点、日本の野球を経験しているということは“安心感”につながるのだろう。実際に昨シーズン途中入団を果たした外国人選手の11人中3人は、かつてNPBのチームに所属した経験を持つ選手だった。

 しかし、「大ハズレがない」ことを期待されて獲得された“NPB経験者”も、近年の例を振り返ってみるとあまり芳しくないことがわかる。

【過去5年・シーズン途中加入の“NPB経験者”】

<2012年>
エドガー・ゴンザレス(巨人)
57試合 打率.236 本塁打4 打点19

ランディ・ルイーズ(DeNA)
32試合 打率.210 本塁打2 打点5

ホセ・オーティズ(西武)
64試合 打率.286 本塁打9 打点21

ブレット・ハーパー(楽天)
19試合 打率.174 本塁打0 打点1

<2013年>
クレイグ・ブラゼル(ロッテ)
62試合 打率.265 本塁打11 打点33

クリス・カーター(西武)
14試合 打率.133 本塁打0 打点3

ホセ・フェルナンデス(オリックス)
25試合 打率.188 本塁打1 打点4

<2014年>
ジョン・ボウカー(楽天)
65試合 打率.248 本塁打7 打点22

<2015年>
ペク・チャスン(ロッテ)
※一軍登板なし

<2016年>
マイク・ザガースキー(横浜DeNA)
32試合 3勝1敗3ホールド 防御率4.96

アブナー・アブレイユ(巨人)
※一軍出場なし

マット・クラーク(オリックス)
11試合 打率.172 本塁打2 打点4

 上記に挙げた選手たちで、成功したと言えるのは翌シーズンも契約を勝ち取ったオーティズとブラゼルくらい。「安心感がある」という理由でNPB経験者を獲得してきても、期待に応えられないというパターンも多いのだ。

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