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NY外為:ポンド安、英中銀総裁発言で利上げ観測後退-ドル上昇

6/21(水) 5:28配信

Bloomberg

20日のニューヨーク外国為替市場で英ポンドが下落。イングランド銀行(英中央銀行)のカーニー総裁が利上げを急がない考えを示唆したことが嫌気された。この日のドルはポンドをはじめ主要10カ国通貨の大半に対して上昇した。

ニューヨーク時間午後5時現在、ドルは円に対して0.1%下げて1ドル=111円45銭。ユーロは対ドルで0.1%安の1ユーロ=1.1134ドル。ポンドは対ドルで0.9%下げて1ポンド=1.2629ドル。

商品国通貨はディフェンシブな展開。ニューヨーク原油先物市場でウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が続落、9カ月ぶりの安値となった。石油輸出国機(OPEC)主導の減産が続いているが、世界的な供給過剰は解消されていないとの懸念が強まり、昨年8月以来の弱気相場入りとなった。

カーニー総裁は、国内のインフレ圧力は引き続き弱く賃金の伸びには力がないとして景気の弱さを指摘。欧州連合(EU)離脱交渉を巡る不透明にも言及し、「交渉の現実」に対して経済がどう反応するかを見極めたいと語った。15日の金融政策委員会では利上げ主張が3人と予想外に増え、金利据え置き決定が5対3と僅差だった。

格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)がEU離脱交渉の終了前に英国の格付けを変更する可能性があるとの認識を示したことも、ポンドを押し下げた。S&Pの格付け責任者モーリツ・クレーマー氏はロンドンでのイベントで記者団に対し、 英国の格付けに関して行動するのにEU離脱交渉の終了を「待つ必要はない」とコメントした。

原題:Pound Reaches Post-Election Low as Dollar Gains for Second Day(抜粋)Carney’s Brexit Worries Mean BOE Chief in No Rush to Tighten (1)(抜粋)S&P May Act on U.K. Rating Before Brexit Talks Conclude (抜粋)

相場を更新し、第4段落以降を追加します.

Dennis Pettit, Alexandria Arnold

最終更新:6/21(水) 6:20
Bloomberg