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中期債が下落、日銀オペ弱めで売り優勢-超長期に海外勢の買いとの声

6/21(水) 8:01配信

Bloomberg

債券市場では中期債相場が下落。日本銀行が実施した国債買い入れオペで中期ゾーンが弱めの結果となったことを受けて売りが優勢となった。半面、超長期ゾーンは底堅く推移しており、海外投資家などから買いが入ったとの見方も出ていた。

21日の現物債市場で新発2年物の377回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より1.5ベーシスポイント(bp)高いマイナス0.10%に上昇した。新発5年物の132回債利回りは1bp高いマイナス0.07%で取引された。長期金利の指標となる新発10年物国債の347回債利回りは横ばいの0.05%で開始したが、午後に入ると、中期債利回りの上昇に連れて0.055%で推移した。

バークレイズ証券の押久保直也債券ストラテジストは、「新発2年債利回りの上昇は残存1年超3年以下などが甘めの結果に終わったことがきっかけだ」と説明。ただ、「今月上旬に短中期金利が急上昇した後は付利との見合いで裁定が働いて自律的に反発したので、今後も金利がどんどん上がり続けるとはみていない」と述べた。

日銀が実施した長期国債買い入れオペでは、残存期間「1年超3年以下」が2800億円、「3年超5年以下」が3000億円、「5年超10年以下」が4500億円と、いずれも前回と同額だった。オペ結果によると、全期間で応札倍率が前回から上昇して、需給の緩みが示された。落札金利は中期ゾーンが市場実勢より高めとなった。

日銀国債買い入れオペ結果はこちらをご覧下さい。

野村証券の中島武信クオンツ・アナリストは、中期ゾーンについて「きのうも弱かった。短国債需給も不安定となっており、2年物はマイナス0.10%からもう少し利回りが上昇しないと、安定しない感じだ」と述べた。

超長期債には買い

一方、超長期債は底堅い。20日の流動性供給入札終了後の堅調地合いが続いた。新発20年債利回りは一時0.5bp低い0.55%、新発30年債利回りは1bp低い0.79%、新発40年債利回りは1.5bp低い0.96%までそれぞれ下げた。

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最終更新:6/21(水) 15:56
Bloomberg