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道路標識でよく見る「勾配○%」 「角度」じゃなくて「%」の意味は?

6/22(木) 11:10配信

ねとらぼ

 車を運転する人もしない人も、街でたくさんの道路標識を見かけると思います。中でもこんな標識に見覚えはないでしょうか。

【画像】「ベタ踏み坂」こと江島大橋の坂道

 山道や急な坂道で見かけるこの標識、これは「道路の登り勾配(水平面に対する傾き)が9%」であることを意味しています。

 ん……? 傾きだから9度――じゃなくて、9%?

 「%」で表されるとなんだかよく分からないような気もしますが、この「9%」という数字は、「100m水平に進んだときに何m登る(あるいは下る)か」を示しています。

 例えば、傾き45度の坂があると、100m進むうちに100m登るので、勾配100%となります(もちろんこれでは急すぎて、とてもドライブはできないのですが)。

 勾配9%というと、角度的には5度くらいに相当します。9度ではないのがミソですね。

 実はこの勾配の考え方は、三角関数、サイン・コサイン・タンジェントのタンジェントに相当しています。

 詳しく書くと、tan 45度が1(100%)、tan 5度が約0.087(約9%)というように、角度から勾配の数字を計算できるのがタンジェントというものなのです。

 高校の数学で必ず習う三角比。教科書にも傾斜角を求める問題が載っているので、ご存じの方も多かったかもしれません。

 ちなみに自動車メーカーのCMでも有名な、ベタ踏み坂ともいわれる江島大橋(鳥取県―島根県)は、国土交通省によると、島根側6.1%、鳥取側5.1%。数値に起こすと3度から4度程度となり、意外にもそこまで急な感じはしませんよね。

最終更新:6/22(木) 11:10
ねとらぼ