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今関冷機製氷販売 製氷加工機の販売強化

6/22(木) 15:00配信

茨城新聞クロスアイ

製氷機器開発販売の今関冷機製氷販売(水戸市緑町、今関靖将社長)は、コンビニエンスストア向けに製氷加工機の販売を強化する。コンビニ各社がレジ脇で販売するアイスコーヒーなどのカップ入り氷の需要が伸びていることから、供給力の増強を目指し、専用製氷機の増産を計画する。

コンビニ向けに開発した超大型製氷加工機は、幅2メートル、高さ1メートル、厚さ3センチの大きな氷をプレート状にしてから砕き、純度の高いクリアな氷を大きさなどで選別しカップ詰めする。生産能力は1日当たり15~20トン。一般的なカップ(170グラム)換算で、最大約11万7650個分に相当する。

コンビニ各社はここ数年、アイスコーヒーに加え、消費者の好みに合わせたカフェラテなど新商品の投入競争が激化。氷の確保に向けた動きが活発化する中、同社は2013年に本格参入し、これまでに3社の国内6工場に専用の製氷機を設置。さらに、生産性向上に向けた現行型の改良や機械の増産を予定する。

今関社長は「コンビニ向けの氷は今後も成長が期待できる分野。需要がさらに拡大すれば現行の体制では間に合わなくなる」と“氷特需”にうれしい悲鳴を上げる。

同社はコンビニ以外にも、独自の冷凍・製氷技術により開発した製氷機器を全国の製氷工場などに販売。飲料氷の研究や商品開発に特化した部門「イマセキ氷技術研究室」も立ち上げ、氷作りの研究に力を入れている。

特許技術を生かした多用途の製氷機は、海外でも評価が高く、昨年から韓国向けに透明度の高い氷を作る製氷加工機の輸出を始めた。現地では、花などを氷の中に封入する芸術作品の制作にも使用される。

今後もコンビニに加え、海外向けにも安定的な販路構築を目指す考え。、今関社長は「製氷専門の大型機器を造る企業は全国的にも少ない。他社にまねできない技術を生かし、国内外に販路を広げていきたい」と意気込んだ。  (松崎亘)

茨城新聞社