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仕事もGoogle検索、求人情報検索機能「Google for Jobs」米国でリリース

6/22(木) 17:20配信

ZUU online

Googleが求人情報検索機能「Google for Jobs」を米国でリリースした。機械学習技術を用い、Google検索を通じて、求人情報を見つける事ができるようになる。デスクトップとスマホの両方から機能を利用でき、まずは米国のみでサービスを行う。

■様々な求人サイトの情報を一覧表示

「Google for Jobs」は求職者と求人企業を結ぶプラットフォームの役割を果たす。求職者は通勤時間や勤務地、希望職種等の条件で絞り込み検索を行い、条件に合致した求人募集がリストとして表示される。リストには求人情報や募集詳細の他、信頼できるサイトによるレビューも表示される。ログインしていれば、位置情報をもとに通勤時間も計算する。

Googleは利用者の検索履歴等に基づくデータを集めているが、「Google for Jobs」ではそれらのデータによる検索結果の絞り込みは行わないという。求職者の嗜好と希望職種が必ず合致するとは限らない為である。

表示される求人情報は「LinkedIn」、「Monster」、「WayUp」、「CareerBuilder」といった求人・就職サイトに掲載されているものを自動的に拾い出す。また、機械学習技術等により、情報を整理して表示する為、重複した求人情報の表示は行われない。

利用者は希望条件やキーワードを入力すれば、複数の求職サイトの情報を一覧で見る事ができるようになる。「jobs near me(近所の仕事)」、「teaching jobs(教える仕事)」といったキーワードで検索すると条件に合った求人が「Google for Jobs」にリストで表示される。応募したい仕事が見つかった場合は、その求人の掲載サイトへいき、募集を行う事となる。複数のサイトの情報を見比べる必要が無くなり、利用者の利便性は高まるものと見られる。

■人の集まるプラットフォーム作り

「Google for Jobs」は5月に行われた開発者カンファレンス「Google I/O」の中で、新機能として発表され、数週間以内でのサービス開始が予定されていた。機械学習技術を用いて求職者に合った求人情報をリスト化する新サービスへの期待は高い。米ジョンソン・エンド・ジョンソンやFedExは「Google for Jobs」の試験運用を行ったが、応募者が18%も増加したという。

Googleは求人サイトの運営を行い、求人市場を牛耳ろうとしているわけでは無い。「Google for Jobs」はあくまでもコラボレーションであり、既存求人サイトと競合する事は考えていない。Googleは既存求人サイトの成功を望んでおり、「Google for Jobs」へ企業が直接求人票を掲載する事は計画に無いという。Googleの目的は求職者に便利なサービスを提供する事で人を集め、広告収入を得る事にある。また、多くの求職者の検索情報をビッグデータとして活用する狙いもあると見られる。

Googleは人の集まるプラットフォームを作る事に力を注ぐ。これまではウェブ検索サービスがその中心となっていたが、近年は利用者のニーズに合わせたきめ細やかなサービスの提供を推し進める。昨年9月には「Google Trips」という新サービスを開始した。旅行者に旅行計画や旅程を自動的に提案するものであり、これも無料で提供している。便利なサービスを提供し、人が集まれば、そのプラットフォーム自体が大きな価値を持つとの考えである。高い技術力と蓄積されたデータやノウハウが可能とするビジネスモデルであり、簡単にマネの出来るものではない。ITの巨人は独自のビジネスモデルで新しい市場を生み出していく。(ZUU online編集部)

最終更新:6/22(木) 17:20
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