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ティルダ様『オクジャ』出演は即決!理由はオクジャの絵?

6/22(木) 23:40配信

シネマトゥデイ

 韓国の鬼才ポン・ジュノ監督が、新作『オクジャ/okja』について、オスカー女優ティルダ・スウィントンと共に、6月9日(現地時間)ニューヨークで行われたマンダリン・オリエンタル開催の記者会見で語った。

【動画】ヘンな生き物と少女の絆!『オクジャ/okja』予告編

 本作は、豚やカバのような見た目の巨大な生き物「オクジャ」と少女ミジャ(アン・ソヒョン)の関係を描いた物語。韓国・江原道(カンウォンド)の山奥で、オクジャを大切に育ててきたミジャ。ある日、ルーシー社長(ティルダ)率いる世界的企業ミランド社が、オクジャをニューヨークに連れて行こうとし、ミジャはオクジャを救うために山を出る決意をする。

 ポン監督とは、『スノーピアサー』に続く再タッグとなったティルダ。まだ、脚本を渡されていない時点で出演を決めたというが「ソウルでの『スノーピアサー』のプレミア後、空港に向かっている車の中で、ポン監督からオクジャの絵を見せてもらったの。それで出演を決めたわ」と驚きの決断を明かした。その後、脚本を読み、宮崎駿監督にオマージュを捧げた内容であったことも、出演する理由になったそうだ。

 『グエムル -漢江の怪物-』でも、今作のように怪物(巨大生物)を通して、社会問題を取り上げたポン監督は「僕はずっと前から怪物映画に惹(ひ)かれてきた。『グエムル -漢江の怪物-』では怪物が人々を攻撃し、今作では巨大生物が人間(ミジャ)と親密な友人になる。この巨大生物は、まるで特別な豚みたいな体形だ。なぜ豚みたいな巨大生物にしたかと言うと、豚ほど人間の食文化に関わってきた動物はいないと思うからだ。例えば、ハム、ソーセージ、ジャーキー……とかね。それに豚は賢くて、デリケートで、きれい好きでもあるんだ」と説明。さらに、この巨大生物はペットのように家族として扱われながらも、食品として見立てることもできる、という二つの観点が持てたことも巨大生物を描いた理由だと加えた。

 狂気を感じるほど、個性的な社長ルーシーを演じたティルダは、ポン監督について「こんなに個性的な役でも、ポン監督のような遊び心を持つ監督のもとだと、容易に、リラックスした状態で演じられるの。彼はそれをわたしだけでなく、共演者や全てのスタッフにも感じさせていると思うわ。とても知的で、新鮮で、クリエイティブな面を引き出してくれるのよ」と称賛し、監督に寄せる信頼の高さを窺わせていた。(取材・文・細木信宏//Nobuhiro Hosoki)

最終更新:6/22(木) 23:40
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