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北野武監督、フランス映画祭で得意のギャグ カトリーヌ・ドヌーヴらはキョトン

6/22(木) 21:12配信

オリコン

 映画監督の北野武が22日、東京・有楽町のTOHOシネマズ日劇1で開催された『フランス映画祭2017』のオープニングセレモニーに出席。25回目の節目を迎える同映画祭の“親善大使”として招かれ、登壇するなり、「安倍晋三」「加計学園」「豊洲」「築地」と時事ネタ満載の得意のギャグであいさつし、会場のほとんどを占める“日本人”の笑いを誘った。

【イベント写真】フランスの大女優カトリーヌ・ドヌーヴ

 これを、通訳が発言どおりフランス語に訳してしまい、“団長”を務めるフランスの大女優カトリーヌ・ドヌーヴをはじめ、来日したゲストは意味がわからずキョトン。シュールすぎる北野監督のスピーチに会場は何とも微妙な雰囲気に包まれたが、そこからの北野監督の挽回ぶりはさすが。

 「僕にとってフランス映画は、ジャン・ギャバンから始まって、セルジュ・ゲンズブールとジェーン・バーキンの『ガラスの墓標』、それからここにいる大女優のカトリーヌ・ドヌーヴさんが出演した映画などから影響を受けています」と、フランスが誇る名優たちの名前を挙げてリスペクトを示す。続けて「最近は親子で楽しめる映画(が多く)、それもいいのですが、映画には、観終わった後に恋人同士や友達同士で語り合ってお互いのものの見方を知っていく、そういう役目もあるもんですから、そういう点ではフランスの映画は一番語りやすいし、難しい映画だと思います」とフランス映画の魅力を端的に言い、「大女優や大監督がそろって25回目を迎えられたことはおめでたいことですし、私もこの壇上であいさつできることは光栄に思っています。ありがとうございました」とスピーチを終わらせた。

 北野監督は第52回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品された『菊次郎の夏』(1999年)が、フランス国内で40万人を超える動員を記録。2010年には『アウトレイジ』が、第63回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品されるなどフランスでも絶大な人気を誇る。二度にわたるフランス芸術文化勲章の受賞に加え、昨年にはレジオンドヌール勲章 オフィシエを受賞という快挙を成し遂げるなど、北野監督にとってフランスはゆかりの深い国の一つとなった。

 同映画祭は、きょう22日から25日までの4日間にフランス映画12作品をTOHOシネマズ日劇と隣の有楽町朝日ホールで上映。さまざまな視点から「女性」を描いた作品が多くラインアップされている。セレモニー後、オープニング作品としてドヌーヴが主演する映画『The Midwife』が上映され、ドヌーヴは「皆さんを感動させ、笑わせてくれる作品です。人生とは、命とは、死とは何か、というテーマを新しい切り口で伝えているものです。映画をお楽しみください」とあいさつして喝采を浴びていた。

最終更新:6/22(木) 21:21
オリコン