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脚本家・倉本聰開設の「富良野塾」跡地で、俳優のための7泊8日合宿型ワークショップ開催

6/22(木) 19:34配信

デビュー

 脚本家・倉本聰が開設した「富良野塾」(1984~2010)の跡地で行う、俳優のための7泊8日合宿型ワークショップ『富良野GROUPワークショップ in FURANO NATURAL STUDIO』が参加者を募集している。

【写真】FURANO NATURAL STUDIOの写真。応募要項へのリンク。

 富良野塾は、『北の国から』のシリーズを手がけ、現在放送中の『やすらぎの郷』の脚本を執筆している倉本聰が、1984年春に開設したシナリオライターと俳優のための養成機関。全国からオーディションを経て毎年約20名の若者が入塾、2年間の共同生活をしながら学んだ。

 講義は塾長でもある倉本聰がボランティアで行い、入塾料・受講料は一切無料。ただし、塾生は近隣の農家に働きに出た収入を生活費とし、生活の全てに関わることを塾生で管理。住居や稽古場も全て初期の塾生が自力で建築した。2010年に閉塾するまでの25年間で375名が卒業。現在も、多くの卒塾生が映像・舞台・脚本家・放送作家・小説家など多方面で活躍している。

 富良野塾は、街から20キロ離れた谷間にあり、近くに娯楽施設もなく、テレビや携帯の電波も届かない、外界から遮断された環境で学ぶ特殊な養成機関。言い換えれば、塾生たちは「純度」の高い場所で、普通の若者のような青春を謳歌する代わりに、仲間というライバルたちと競い、自分自身と闘ってきたと言える。

 そんな環境が残された富良野塾跡地で、一週間、純粋に演技について試行錯誤する、合宿型ワークショップが企画された。企画テーマは「地に足のついた役を創る」。役を「演じる」のではなく、役を「クリエイト」し、地に足のついた人物像を創りあげ、その人物に「なる」ということを目標にしたワークショップが行なわれる。

 ワークショップは、前半は「communication(交流)」「usual(普通に)」「Creation(創造)」をテーマに行なわれ、中盤はテキストを使用し、実践的にいくつかの状況設定の違うシーンを創り発表。後半には、創ったシーンを倉本聰が実際に観て、指導・アドバイスを送る。必要な費用は、富良野までの交通費実費と、合宿中の宿泊・食費代(2万円)のみ。

 ワークショップの主催で、富良野塾塾生OBで結成され、倉本作品を上演している富良野GROUPの担当者は「今後も定期的に合宿型ワークショップ含めいろんなことを企画しながら、最終的には富良野GROUP本公演に参加して頂けるような人材を探し求め、同じ志を持ったメンバーで一人でも多くのお客さんに倉本作品を送り届けられればと考えております」と語っている。

 募集しているのは18歳~40歳の男女。俳優を職業とする人、もしくは目指している人、倉本聰・富良野GROUP作品(TV・映画・舞台・書籍)を見たことがある人、もしくは興味・関心がある人。応募の締め切りは7月20日。応募の詳細はオーディション情報サイト「デビュー」に掲載中。

最終更新:6/22(木) 19:34
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