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ドローン、現場発見に貢献 17日の小高林野火災

6/22(木) 11:36配信

福島民報

 福島県南相馬市小高区で17日に発生した林野火災で、南相馬市消防団が導入した小型無人機「ドローン」が災害現場で初めて使われ火元現場の発見に役立った。関係者はドローンの利用価値の高さを再認識している。
 林野火災は17日午後4時15分ごろ、同市小高区羽倉の羽倉公会堂から西に数キロ離れた国有林で発生した。「山の中腹から煙が上がっている」との通報で、相馬地方広域小高消防署員や小高区消防団が地上から消火を試みたが、荒廃した山中で道も険しく、日没が近い中で現場確認が難しかった。県防災ヘリが出動し、日没まで空から散水したが、鎮火には至らなかった。
 翌18日早朝から、羽倉公会堂に現地指揮本部を設置し、消火活動に入った。しかし、視界不良で県防災ヘリから現場確認はできなかった。地上部隊も発生場所を特定できないままだった。
 指揮本部は南相馬市消防団小高区団にドローンの出動を要請。3回にわたる飛行で午前10時半ごろ、公会堂の西2.6キロ地点で上空から火元現場付近を特定。上空のドローンを目標に地上部隊が現場に到着し鎮火した。火災は落雷による立ち枯れ木からの出火で、大きな延焼はなかった。
 南相馬市はドローンの災害時利用に早くから取り組み、昨年10月、市消防団に県内で初めて4機を導入した。これまで、訓練などを続けてきたが今回初めて災害現場で実際にドローンを使用した。同市危機管理課では、「ドローンが災害現場で大いに役立つことが実証された。今後も有効に活用していきたい」としている。

福島民報社

最終更新:6/22(木) 11:58
福島民報

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