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酷評からの銀幕デビュー!ダレノガレ明美の演技は…思ったよりイケる?

6/22(木) 7:10配信

dmenu映画

『便利屋エレジー』(6月24日公開)で女優として映画デビューを果たすダレノガレ明美。テレビタレントが役者として映画に出ることなど、そう珍しくはない昨今ですが、彼女の場合、近々のドラマ出演が悪い意味で注目を集めていました。ネット上で「保育園児より酷い」などと酷評されたのです……。

【画像】主演・鈴木貴之が出演していた映画『HiGH&LOW』

話題のドラマで見せた“棒読み”演技の真意はどこに?

そのドラマとはテレビ朝日で放送されていた「奪い愛、冬」です。主演の倉科カナをはじめ、恋敵の水野美紀など、キャストのほとんどが“過剰”と“迫真”の境目をいったりきたりするスリリングな演技を繰り広げていました。「カルテット」(TBS)や「東京タラレバ娘」(日本テレビ)など良作が多かった2017年1~3月期のドラマの中でもかなりの異彩を放ったドラマです。

ダレノガレはマザコンで“裏表”の激しい三浦翔平の元彼女で、“裏”の部分をすべて受け入れる清楚な令嬢という役どころでしたが、この演技が「棒読みがひどい、園児のほうがまし」などと酷評の対象になりました。果たして本当にそうだったのでしょうか? キャストを見ると上記以外にも、大谷亮平、榊原郁恵、キムラ緑子といった役者陣の中、役者の経験がほとんどないのはダレノガレのみ。彼女をキャスティングしたのは製作者側の意図があったとも考えられます。

全国大会出場“捕手”ダレノガレ明美の好プレー

これはあくまで仮説ですが、あれは「演技が酷い」のではなく、「酷く見みせる演技」をしていたのではないでしょうか。乱雑な言葉をかける男に対し棒読みで返すという思考が停止している女という構図ができ、より三浦のクズ男ぶりが際立っているように感じます。この仮説に付け加えるならば、中学時代にソフトボール部の捕手としてチームを全国大会に導いた実績を持つ彼女です。ピッチャーの良さを引き出すのが捕手の仕事と思えば、仕事に徹して三浦のクズな演技を引き出したダレノガレの好プレーだったと言えるでしょう。

銀幕デビューで見せる女優ダレノガレ明美の真価とは?

3人の便利屋トリオの奮闘を描いたヒューマンコメディ『便利屋エレジー』で、ダレノガレは準主役として便利屋「ロッキー」のメンバー・鈴木由美子を演じ、派手なメイクにネイルという私たちがもつイメージに近い“ギャル”な姿を披露しています。

注目のセリフですが……棒読みではありません。しっかりと抑揚が付いた言い回しや、シーンによって使い分ける声色など、違和感なくセリフが耳に入ってきます。もちろん荒削りな部分は否めませんが、「役柄がすごく面白い子だったから、こうしたらこの子の個性が出るのかなとか、いろんなことを考えながらやって」という彼女のコメント通り、真摯に役どころに向きあったことが感じられます。特に子役の男の子と屋上で花火をするシーンで見せる自然な表情は、菩薩のように穏やかです。彼女の“素”の部分が自然に演技へと落とし込まれたとてもリアルな一幕でした。

炎上騒動やおのののかとの男性をめぐるガチな喧嘩など、素直がゆえに敵を作ってしまう性格なため、感情を表に出すことができるという点では、もしかすると、女優向きなのかもしれません。次に彼女がどのような役に向き合うのか、女優・ダレノガレ明美のこれからに目が離せません!

(文/ドン・K・サンクレイオ翼)

最終更新:6/22(木) 7:10
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