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公衆トイレ破壊相次ぐ 2年で11カ所 伊勢崎・境に集中

6/22(木) 6:01配信

上毛新聞

 群馬県伊勢崎市内で公衆トイレの便器などが壊される被害が相次いでいる。この2年間で少なくとも11カ所で壊され、4カ所ですべての個室が利用できない状況だ。市は注意喚起の張り紙や看板を掲示した上で、監視カメラを設置したり見回りを強化している。

便器、タンク、手洗い器、ガラス割る

 市と県伊勢崎土木事務所によると、被害の半分以上が境地区に集中している。2015年7月の境ひろせ公園(境下武士)を皮切りに16年6月までに7件発生した。いずれも便器やタンク、手洗い器などが硬い物でたたき割られていた。利根川水辺プラザ公園(境島村)ではガラスも割られた。

 他に被害を受けたのは本町、東本町、八坂町、美茂呂町の1カ所ずつ。宮子ポケットパーク(宮子町)では便器に紙を詰められる被害が今年5月にあった。

 補修した後、再び被害に遭ったトイレも少なくない。16年5月に便器が割られた広瀬川河川防災ステーション(境島村)は補修工事が今年3月に終わった。使用禁止が解かれて間もない5月、便器に紙が詰められて全ての個室が使用できなくなっている。

 11カ所のうち、市公園緑地課が管理するのは8カ所で、これまでに補修のために計約140万円を費やした。同課は「市民に気持ちよく利用していただきたい。心ない行為はやめてほしい」と呼び掛けている。

 被害届を受理した伊勢崎署が器物損壊の疑いで捜査している。

◎落書き、いたずら頻発

 公衆トイレの被害は群馬県内各地で確認されている。太田市では落合公園(藤阿久町)や浜町今井公園(浜町)などでトイレットペーパーが燃やされ、ペーパーホルダーが破損される被害が3~6月に3件発生。市は防犯カメラの画像データを警察に提供した。

 沼田市では昨年10月、児童公園(上原町)内のトイレで蛍光灯が壊され、外壁の時計がなくなった。

 落書きや悪質ないたずらも多い。みどり市大間々町のトイレでは落書き被害が昨春から約20件連続発生。5月にも要害山のトイレで落書きがあった。市は「職員が消さねばならず業務に支障が出る」と憤る。

 富岡市役所前のひかり公園のトイレではペーパーを便器に詰まらせるいたずらが一昨年ごろから頻発し、トイレを使用禁止にした。市は「トイレなのでカメラは入り口まで。中でのいたずらは確認できない」と困惑する。

上毛新聞社

最終更新:6/22(木) 10:59
上毛新聞