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安くならない?輸入ウナギ 活鰻、かば焼きとも減少予想

6/22(木) 20:55配信

みなと新聞

 今年は土用の丑(うし)の日が7月25日、8月6日と2度あり、ウナギの消費も増えるとみられているが、稚魚シラスウナギの漁回復で供給が増える見込みの国産に対し、供給の中心になる輸入ウナギは期待するほど安くならないかもしれない。2016年9月~17年8月(今鰻年度)の活きたウナギとかば焼き輸入量は、過去2年の稚魚の池入れ減少などで前年度を下回る見通しとなっているため。

 中国、台湾を中心とした活きたウナギ輸入は昨年9月以降、台湾からの輸入の落ち込みで前年を下回る。財務省の貿易統計によると、4月までの台湾からの輸入は前年同期に比べほぼ半減の960トン。中国からの輸入は1割増の2700トンだが、他の国からを含めた総輸入量は1割以上少ない3660トンにとどまっている。今後、7~8月と最需要期を迎え、過去2年の稚魚池入れが少なかったことで台湾だけでなく中国も在池量が少ないことから、輸入業者は「5~8月は月平均400トン程度の輸入にとどまる」とみている。8月までの4カ月で2000トンの輸入にとどまった場合、今鰻年度は5660トンと前鰻年度を2割以上下回ることになる。

 一方、中国産中心のかば焼き輸入は昨年9月から今年4月までで前年度並みの8100トン。大型サイズ中心の輸入となった昨年は5~9月で6000トン余りの輸入となったが、現地加工業者の在庫が少ないことから5~9月で3800トンにとどまると輸入業者は予測。鰻年度としては約1万2000トンの見通しで前鰻年度を16%下回ることになる。

最終更新:6/23(金) 20:40
みなと新聞