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東京製鉄、熱延鋼板・カットシート販売を月2万トンに拡大

6/22(木) 6:02配信

鉄鋼新聞

 東京製鉄(社長・西本利一氏)はレーザ切断性に優れる電炉鋼板の優位性を積極的にPRし、熱延鋼板(カットシート)の販売量を現状の月間1万5千トンから同2万トンに引き上げる。21日、都内で開催された展示会で西本社長が明らかにした。同社製のホットコイルはスケールの密着性が高いため、レーザ切断に適している。切断面がきれいで、バリが発生しないため切断後の処理が不要。最近は有力なレーザ加工業者から板厚16ミリのコイルの加工性について「及第点を頂けた」(西本社長)と自信を示した。

 レーザ切断はガス溶断に比べ約10%の歩留まり向上も見込める。東京製鉄は、電炉鋼板のレーザ切断性の高さは主原料である鉄スクラップに含まれるトランプエレメントに由来するためエキストラを付けない考え。加工性の高さに加え、省人化を含めたコストメリットを周知して拡販につなげる。
 ホットコイルの生産拠点である田原工場(愛知県田原市)の6月生産量は7万5千トンの予定。カットシートを製造する田原のレベラーラインは3直3交代で現状ほぼフル操業となっている。ただ、能力的には月間2万トンまでは可能としており、カットシートの拡販により生産量を増やす考えとした。
 岡山工場のレベラーラインは3~4幅で板厚12ミリまでだが「岡山のレベラーも少し生産を増やせる」(西本社長)と付け加えた。
 東鉄としては九州工場で製造する厚板も含めレーザ切断に最適な電炉鋼板の特性を広く知ってもらい、拡販につなげる。

最終更新:6/22(木) 6:02
鉄鋼新聞