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【MLB】ヤ軍新星の大活躍で17年前の偉業に再び脚光 「イチロー以来のMVP候補」

6/22(木) 7:20配信

Full-Count

ヤンキースを牽引するジャッジ、史上3人目のMVP&新人王なるか

 ヤンキースの新星アーロン・ジャッジ外野手は昨年8月にメジャーデビューを果たし、今季はメジャートップの24本塁打に加え、打率.333、打点54はそれぞれア・リーグ2位と一気にブレークを果たしている。一躍スターダムにのし上がったスラッガーはルーキーイヤーでのMVP受賞が日に日に現実味を帯びてきており、米メディアでは2001年にマリナーズで史上2人目のMVP&新人王のW受賞という偉業を達成したイチロー外野手(現マーリンズ)の偉業にも再びスポットライトが当たっている。

【動画】ヤ軍新星ジャッジが放った打球速度約193キロの“規格外単打”

「アーロン・ジャッジはイチロー以来、誰よりも突如として現れたMVP候補」というタイトルで特集したのは、ESPN系電子メディア「ファイブ・サーティ・エイト」だ。

 21日(日本時間22日)のエンゼルス戦に3-8で敗れ、今季最長の7連敗を喫してア・リーグ東地区2位に後退したヤンキースだが、今季は若手中心のメンバーで開幕から大健闘。地区優勝、プレーオフ進出へ好位置につけている。

 そんな名門球団を牽引するのが、若きスラッガーだ。特集では「ヤンキースは最近、見ているだけでも楽しいが、少なからず巨漢の右翼手アーロン・ジャッジのおかげでもある」と紹介している。

 ジャッジは13日のオリオールズ戦で496フィート(約151.2メートル)のホームランをマーク。これは、ESPNが飛距離を計測開始した2009年以降では、ヤクルトのウラジミール・バレンティン、マーリンズのジャンカルロ・スタントンの495フィート(約150.9メートル)という従来の最長記録を更新するものだったという。

「ほとんど無名の状況からMVPに輝いた選手はイチロー・スズキ」

「ジャッジの生来の驚愕のパワーは極度に解析の進むデータ時代にあって、すぐさま彼を民衆の英雄へと押し上げた」

 記事では、このように絶賛。今季のジャッジのパフォーマンスは、スタントンが最も活躍した2014年シーズンの成績に酷似しているとしており、現在のメジャーリーグで最も重視されているセイバーメトリクスの指標の1つ、WAR(Wins Above Replacement)においても、メジャー史上に残る活躍ぶりを見せているというのだ。

 WARとは様々な指標を総合して、ある選手が走攻守の全てを合わせて、どれだけ勝利に貢献したかを評価するもので、「控えレベルの選手が出場する場合に比べて、どれだけチームの勝利を増やしたか」を数値化したもの。ジャッジは今年、シーズン終了までに10.4という数値を叩き出すと見込まれており、これは1901年以降では史上40位に値する数字だという。

 エンゼルスのスーパースター、マイク・トラウト外野手が故障離脱中の状況とあって、記事では「ジャッジは現在アメリカン・リーグMVPの大本命だ」と評価。デビューシーズンの昨季は27試合出場で、打率.179、4本塁打、10打点でWARは「-0.4」という厳しい評価だったが、今季は一気に豪打を爆発させている。

 そして、もしMVPに輝けば、ジャッジは日本の誇る安打製造機以来となる新人王とのW受賞という偉業を達成することが確実だ。

「ほとんど無名の状況からMVPに輝いた選手はイチロー・スズキだ。メジャーリーグ1年目の2001年に受賞した。彼はこのシーズンまでメジャーにおけるWARはゼロだった」

 メジャーに衝撃を与えたイチローの1年目が、再び脚光を浴びている。27歳でのマリナーズ移籍時にアメリカでの実績がゼロだった背番号51は、ルーキーシーズンに実力を証明。首位打者、盗塁王、ゴールドグラブ賞、シルバースラッガー賞、新人王に加え、MVPも受賞する無双ぶりを見せた。ジャッジの台頭は、イチローが16年前にメジャーに与えた衝撃を再現しているというのだ。

 ニューヨーカーの心を虜にした若きスラッガーは、このままMVPを獲得し、イチロー以来となる偉業を達成できるだろうか。

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

最終更新:6/22(木) 7:20
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