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「都議会のドン」後継に「自民党推し」と語る27歳女性が立候補 背中を押した「母の言葉」

6/22(木) 11:17配信

BuzzFeed Japan

「都議会のドン」と言われた自民党・内田茂都議(7期)。その地盤である千代田区から立候補するのは、27歳の新人女性候補だ。今回の都議選では、自民党内最年少候補。自らのことを「自民党推し」と語る彼女は、いったいなぜ政治の世界に足を踏み入れようとしたのか。【BuzzFeed Japan / 籏智広太】

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BuzzFeed Newsは、自民党公認の中村彩氏(27)に話を聞いた。

「私、アクティブなんですよ。土日の予定は5~6個入れる。朝からブランチからのランチからのアフタヌーンティーからの、バドミントンからの飲み、みたいな生活で……」

中村氏は平成元年(1989年)生まれ。慶應大学大学院法学研究科を修了後、日本取引所グループ(東証)で働いていた社会人4年目だ。

自らを「精神的にも体力的にも超タフ」と語る。立候補表明前の平日には、会社のフレックスタイム制度を使って「5時には上がって友達と飲んだり、好きなことしたり」していたそうだ。

「高校時代から政治家になりたかった」といい、この4月に自民党の候補者公募に名乗りを上げ、選抜の末、千代田区からの出馬が決まった。

「ドンの後継」と呼ばれて

千代田区といえば、「都議会のドン」と呼ばれる内田氏の地盤だ。

内田氏は2016年の都知事選で、自民党の公認候補以外を応援した所属議員は「本人と親族が除名処分の対象になる」という文書を出した。

自民党が相対する「都民ファーストの会」からは、「不透明な中で忖度政治が行われていた。都議会のドンと言われる一部の人たちの顔色を見て、議員や行政が動いていた」(音喜多駿・都議団幹事長、BuzzFeed Newsのインタビュー)と批判される存在だ。

そんな地盤から立候補する中村氏は、「ドンの後継」とも呼ばれる。だが、ネガティブとも取れるイメージが付くことに、臆する様子はない。

「私じゃなくて、誰が出ていても『後継』と言われるはず。付いて回ることだと思っています」

野党からは「若い候補者の擁立はただのイメージ戦略で本質は変わらない」(同)など様々な批判もある。それについては、こう一蹴した。

「よく私がドンに操られる、仕切られると言われるけれど、私にしてみたらちゃんちゃらおかしい話。内田先生の言うことを全部聞いて、言われた通りに話しているわけじゃないですし」

「長年の付き合いがあれば別だけれど、私は公募。内田先生1人に決められたわけじゃない。まったく新しい政治をする気概で立候補したんです」

78歳の内田氏は現職都議の中でも最年長。2人の年の差は51歳、本人も言うように「おじいちゃんと孫」のような関係だという。

「内田先生は個人的に直接会ったら優しいし、良いおじいちゃんですよ。孫のように可愛がってくれる。でも、批判をする声があるなら無視はしないで聞くべきだとも感じています」

「1人が悪いわけではなかったとしても、なんとなく『自民党は悪い』という空気があるのは事実。風通しが悪そう、若い人や女性が少ない……。そんなイメージを払拭するために、私は立候補しているんです」

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最終更新:6/23(金) 19:26
BuzzFeed Japan