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日本-ベトナム・ラオス・カンボジア直行便、開設相次ぐ

6/22(木) 14:55配信

日刊工業新聞電子版

■4年間で6割増の1900社

 日本とベトナム、ラオス、カンボジアの主要都市を結ぶ直行便が増えてきた。3カ国にある日系商工会議所の会員数が4年間で6割増の約1900社(2016年6月現在)になるなど、日本からのビジネス需要が高まっているためだ。加えて、東南アジアから日本を訪れる旅客数の増加により、空のアクセスが向上している。

 ラオス国営航空は年内にも成田―ビエンチャン線の直行便を就航する。直行便の開設について、6月上旬に来日したラオスのトンルン・シースリット首相は「年内には運航できるだろう」との見方を示した。

 ラオスと日本は16年5月に定期航空便開設を目的とした航空協定を発効した。直行便を飛ばす法的条件は整っている。使用機材はエアバス「A320」とみられ、ビエンチャン-成田線は直行便だが、帰りの成田からビエンチャンへの便は九州方面で給油が必要とされる。

 現在は給油地として長崎県が有力視され、今回のトンルン首相来日の機会を捉え、中村法道知事は長崎経由を強く要望した。だが、まだ正式に長崎とは確定しておらず、直行便の開設に向けては時間がかかる可能性もある。

 ベトナムやカンボジアへの直行便開設も相次ぐ。ベトナムの格安航空会社(LCC)ジェットスター・パシフィック航空は9月上旬、関西―ハノイ線、関西―ダナン線をそれぞれ運航する。またベトナム航空は中部―ホーチミン線を10月下旬に週5便から毎日運航とする。

 カンボジアでも、全日本空輸(ANA)が16年9月に成田―プノンペン線の直行便を就航。1日1往復運航している。目まぐるしい経済発展を遂げているベトナム、ラオス、カンボジア。日本企業の進出増加に伴い、今後も日本からの直行便が増えそうだ。