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ピエール・ガスリー、ブエミの代役としてフォーミュラEニューヨーク戦に参戦か?

6/22(木) 19:22配信

motorsport.com 日本版

 セバスチャン・ブエミ(ルノー・e.ダムス)の代役候補として、スーパーフォーミュラ参戦中のピエール・ガスリーの名前が挙がっている。

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 昨年のフォーミュラE王者であるセバスチャン・ブエミは今季も圧倒的な強さを誇り、8戦中6勝を挙げ、残り4レースという段階でランキング2番手のルーカス・ディ・グラッシ(アプト・シェフラー・アウディ・スポート)に対し、32ポイントの差を築いている。しかしブエミは、7月15~16日に行われるニューヨークePrixを欠場しなければならない可能性が高い。なぜなら彼は、同日にニュルブルクリンクで行われるWEC(世界耐久選手権)に、トヨタ8号車の一員として出場せねばならないからだ。

 その代役候補として、今年はスーパーフォーミュラにTEAM 無限から参戦、昨年のGP2王者であるガスリーの名が挙がっている。ガスリーは先週末に行われたル・マン24時間レースの現場を訪れており、その際にサーキット近郊にあるダムスのワークショップを訪れたという。そして、自身がリザーブドライバーを務めるレッドブルF1チームからも、ニューヨークePrixへの参戦許可を取り付けたと考えられている。

 彼は当初、同日に行われるF1イギリスGPにリザーブドライバーとして帯同する予定だったが、これもキャンセルすることができるようだ。

 ルノー・e.ダムスのジャン-ポール・ドリオットは、ガスリー起用について直接コメントすることはなかったが、今月初めにはブエミに代わる”クオリティ”が重要だと、motorsport.comに対して語った。そして「我々はセブのポイントを守るために戦っているし、チームのリードも広げたい」とも話していた。

 ルノー・e.ダムスは、58ポイントのリードを保って、ニューヨークePrixに臨むことになる。しかしドリオットは、代役を立てるならば、フォーミュラEの経験が無いドライバーを起用するしか無いと覚悟している。

「ドライバーを変更しなければならないとなった場合、我々は誰がそこに乗るのか、すでに承知している」

 そうドリオットは語った。

「フォーミュラEの経験が豊富な代役候補は誰もいない。だから、我々のドライバーには、その経験が無い」

 ルノー・e.ダムスは、スコット・スピードにも代役候補としてアプローチした。しかしこの申し出は、アンドレッティにより拒絶されている。またチームはトヨタとも、ブエミの処遇について話し合いを継続しているものと考えられる。

 しかしmotorsport.comの取材によれば、ブエミが乗る8号車トヨタが、ル・マン24時間レースで大量のポイントを獲得できた場合にのみ、この可能性があるとみていた。しかし、アンソニー・デビッドソン、中嶋一貴と組んだル・マンは、トラブルにより8位に終わったため、ブエミがWECニュルブルクリンクを欠場しニューヨークに向かう可能性は低いだろう。

 ブエミのニューヨークePrixへの出場可否、そして欠場が確定した場合の代役は、今月末にもルノー・e.ダムスから発表されるものとみられる。

Sam Smith