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<成田空港>五輪控えテロ対策訓練 爆発物回収も 税関や警察など参加

6/22(木) 11:23配信

千葉日報オンライン

 2020年の東京五輪・パラリンピックに向けテロ対策を強化しようと、成田空港で21日、爆発物テロを想定した大規模訓練が行われた。東京税関成田支署や千葉県警、消防など10機関から約180人が参加。テロリストが持ち込んだ爆発物の処理や、防護服を着た爆発物処理班が爆発物を回収し特殊車両で運び出す訓練も行われ、有事に備えて手順を確認した。

 世界各地でテロが相次いでいるのを踏まえ、化学・生物と放射性物質、核、爆発物の英語の頭文字をとった「CBRNE(シーバーン)」によるテロ事件に対処するため、昨年に続いて行われた。

 訓練は、入国審査でテロリストと疑われる人物が見つかり、税関検査場でスーツケースに仕掛けられた爆発物が発見されたことを想定。

 入国管理局から通報を受けた税関職員は、検査場にいた利用者を落ち着かせながら避難誘導する一方、消防隊は避難する際に転倒したけが人らを搬送。全員の避難が終わると、防護服に身を包んだ県警の爆発物処理班がマジックハンドを使って爆発物の入った荷物を特殊なケースに入れ、ターミナルの外に待機していた特殊車両で運び出した。参加者たちは一つ一つの手順を確認しながら慎重に訓練を進めた。

 東京税関成田支署の浜口暁次長は「五輪・パラリンピックに向けてテロの脅威が高まる中、空港も狙われる恐れがある。関係機関と連携してテロ対策を強化したい」と話した。