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岡山→京都「中国大返し」マラソン 23~25日に愛好家ら30人

6/22(木) 23:47配信

山陽新聞デジタル

 岡山県内の長距離マラソン愛好家らでつくるウルトラソウル岡山支部(太田昌宏支部長)は23~25日、羽柴(豊臣)秀吉が天下統一を果たす契機となった「中国大返し」にちなみ、岡山―京都間のコース約220キロを駆け抜けるイベントを初開催する。フルマラソン(42・195キロ)を上回る「ウルトラマラソン」のランナーたちが430年余の時を超え、歴史上屈指の大強行軍に思いをはせる。

 高知、愛媛県で5月、幕末の志士坂本龍馬が土佐藩を脱藩後、長州(山口県)に向かった経路の一部約170キロを走破するマラソンが行われ、注目を集めたことから岡山関連の歴史を探訪するマラソンを計画。1582(天正10)年6月、備中高松城(岡山市北区高松)で水攻めをしていた秀吉が、主君の織田信長が自害する「本能寺の変」の一報を受け、軍勢を率いて京都まで引き返して京都での「山崎の戦い」に臨む「中国大返し」に着目した。

 岡山支部によると23日正午、備中高松城を出発。昼夜を問わず走り、51時間後の25日午後3時までにゴールのJR山崎駅(京都府大山崎町)を目指す。コースは岡山、兵庫県内の国道250号、2号、京都府内の国道171号など瀬戸内海沿岸部の幹線道が中心。道中、秀吉軍が当時滞留したとされる姫路城(兵庫県姫路市)にも立ち寄る。

 イベントには「宿泊を挟まずに150キロ超を完走した経験がある」といった参加資格をクリアした男女約30人が出場予定。スタッフとして見守る岡山支部の丹下和則さん(48)=岡山市北区=は「主君の敵を討とうと必死で京都を目指した秀吉軍の走りに負けないよう、ランナーを励ましたい」としている。