ここから本文です

宮崎駿、“愛弟子”米林宏昌監督の『メアリと魔女の花』観ない?

6/22(木) 20:10配信

ぴあ映画生活

スタジオジブリ出身のクリエイターが集結した『メアリと魔女の花』のスペシャルトークイベントが6月22日、都内で行われ、メガホンを執る米林宏昌監督(『借りぐらしのアリエッティ』『思い出のマーニー』)をはじめ、杉咲花、神木隆之介、小日向文世、佐藤二朗、遠藤憲一、大竹しのぶ、プロデューサーの西村義明が出席した。

『メアリと魔女の花』スペシャルトークイベント

イギリスの児童文学を原作に、米林監督らがスタジオポノック第一回長編作品として完成させたファンタジー。天真爛漫だけど失敗ばかりのメアリが、7年に1度しか咲かない不思議な花“夜間飛行”と出会い、魔法界と人間界を巻き込む大冒険を繰り広げる。

西村プロデューサーによると、古巣であるスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーと高畑勲監督は完成した本編を観ているといい、「鈴木さんは開口一番『よく頑張った。ジブリの呪縛から解き放たれると、こういう映画を作るんだな。素直にのびのびといい作品だ』と言っていただいた」「高畑さんはファンタジー映画が嫌いな方なので(笑)、緊張しましたが、『好感のもてる映画』だとすごく気に入ってくださった」と両氏の感想を報告した。

その際、宮崎駿監督とも対面したそうだが、「おれは観ないと言って、観てくれなかった」(米林監督)。それでも、宮崎監督は“愛弟子”である米林監督を応援し、製作期間中もスケジュールの遅れを気にかけてくれたといい、「本当に完成するのかと心配していただいていたので、無事(完成を)報告することができて良かったです。『よく頑張った』とねぎらいの言葉をいただいた」としみじみ語っていた。

米林監督の3本目となる長編作で、スタジオポノックとしての一歩を踏み出した西村プロデューサーは、「ジブリを超えようとは思っていない」と断言しつつ、「面白いだけじゃなく、今の時代に価値がある作品を作り続けるというジブリの精神を受け継ぎたい。米林監督がジブリにいた約20年で培ったこと、やりたいことをすべて注ぎ込んだ作品で、米林宏昌の“新しさ”が出ている」と強い自信を示していた。

取材・文・写真:内田 涼

『メアリと魔女の花』
7月8日(土)全国公開

最終更新:6/22(木) 20:10
ぴあ映画生活