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農園はじめてみませんか? 爆音被害対策の国有地を活用 地域の拠点づくりに沖縄・嘉手納町が整備

6/22(木) 5:40配信

沖縄タイムス

 【嘉手納】嘉手納基地周辺の爆音被害対策として、国が買い上げた国有地を使った「嘉手納町民農園」が来春始まる。モデルケースとなる土地は町屋良の約2千平方メートル。78区画を町が本年度中に整備し、来年4月から町民に有料で貸す。騒音被害対策の移転事業で国有化した土地の農園開放は、県内自治体では北谷町に次いで2例目。嘉手納では初となる。

 1974年施行の「防衛施設周辺の生活環境整備等に関する法律」は、騒音が激しい地区の建物などの移転補償や土地の買い取りを定めている。騒音コンター(分布図)うるささ指数(W値)90以上が対象。町内では2016年度末までに70筆、約2万1千平方メートルが国によって買い上げられている。

 国有地は特に町屋良の東区に集中しており、転出に伴う地域の衰退化への懸念がある一方で、既にある国有地を高齢者の居場所づくりや地域コミュニティー活性化のためにどう使うかが課題だった。

 来春始まるのは買い上げた町内の国有地の約10分の1に相当する約2千平方メートル。1区画は約15平方メートルで、町がトイレや休憩施設、手洗い場、給排水施設、駐車場を本年度に整備する。

 町は町議会12月定例会に関連する条例案を提案し、募集要項を定めた上で、年明けから町ホームページや町広報で公募する予定。希望者が多い場合は別の国有地を、町民農園としての活用など、さらなる有効活用を視野に入れている。

最終更新:7/7(金) 13:45
沖縄タイムス