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山代大田楽に東京から援軍 「六本木楽」7人が踊り手に

6/22(木) 2:03配信

北國新聞社

 加賀市山代温泉で7月29、30日に行われる「第22回山代大田楽」(同実行委員会主催、同温泉観光協会、ACT.JT、北國新聞社共催)に、東京・六本木の大田楽メンバーが初参加する。大田楽の中枢部隊「わざおぎ」メンバーが東京や京都など県外から駆け付けることはあったが、わざおぎ以外で県外から出演するのは初めてで、地域活性化を目指す大田楽の輪が、広がりを見せている。

 今回出演するのは東京・六本木で11年前から行われている大田楽「六本木楽」に出演する30~40代の男女7人。加賀市が2月に東京・帝国ホテルで行った観光誘客のトップセールスで、そのうちの4人が山代大田楽と共演したのが縁となり、山代のメンバーと交流する中で、山代大田楽への初参加が決まった。

 「大田楽」は踊りや演奏からなる楽劇で、2004年に亡くなった狂言師野村耕介さん(八世野村万蔵)が音楽家や舞踊家らと共に、平安から室町時代に流行した芸能「田楽」を基に1990年に構成した。

 現在は山代温泉をはじめ、東京や静岡など計7カ所で毎年、各地域の特徴を生かして芸を繰り広げている。「山代大田楽」は山代温泉の開湯伝説をテーマに96年に始まった。現在も公演している国内の大田楽の中で最も長く続いている。

 山代大田楽はタムや笛の演奏、踊り、アクロバットなどのパフォーマンスなどからなり、「山代わざおぎ」のメンバーら約140人が出演する。六本木からの参加者は踊り手を担う。

 会社員細井麻由美さん(48)=東京都港区=は、映像や写真で見た山代大田楽の幻想的な雰囲気に憧れていたとし「六本木の代表として恥じない踊りをし、山代温泉の空気を味わって楽しみたい」と話した。

 第22回山代大田楽は山代温泉の服部神社前特設会場で行われる。「山代わざおぎ」の高間斉副長(56)は「東京から来てくれるメンバーの熱意に応えるためにも、舞台を成功させたい」と意気込んだ。

北國新聞社

最終更新:6/22(木) 2:03
北國新聞社