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【特集】厳しすぎる? 中国の禁煙事情

6/22(木) 14:50配信

毎日放送

たばこを吸う人の周りの人も煙を吸ってしまう受動喫煙の問題。日本はほかの国に比べると対策がかなり遅れていると言わざるを得ません。中国では男性の喫煙率だけを見れば52.1%と、日本の倍近くの人(日本は29.7%)がたばこを吸っていますが、意外なことに公共の場所での喫煙対策は日本よりも何歩も先をいっていて、成果も出始めているといいます。

喫煙ルームがない上海の空港

「中国上海に到着しました。飛行機を降りてすぐなのですが、壁には禁煙のマークがあちらこちらに貼ってあります。公共施設の禁煙政策、意外なことに中国の方が日本よりも進んでいるというのは本当なのかどうか、まずは空港の中から取材を始めたいと思います」(辻憲太郎解説委員)

一見、何の変哲もない空港。しかしよく見てみると…空港スタッフの胸には「禁煙バッジ」が。以前はなかった光景です。

Q.このバッチは?
「たばこを吸わないでということです」(空港スタッフ)
Q.吸っている人を見つけたら?
「ここはダメですよと言います」

実は空港の建物の中には喫煙ルームすらありません。たばこを吸いたい人は…2メートル四方ほどの小さなスペースに灰皿が2つというスモーキングポイント。愛煙家は外へ外へと追いやられているのです。

タクシーも例外ではありません。

Q.たばこを吸うお客さんは?
「すっかり少なくなったね。公共の場所は一切ダメだから」(タクシー運転手)

国をあげての禁煙政策

今年3月に始まった上海の禁煙条例。銀行、美容院、映画館、いたるところに貼られたポスターの数はなんと320万枚。
“屋根がついた公共施設”は全面禁煙というかなり厳しい内容です。

中国の喫煙人口は3億人以上。受動喫煙者も7億4000万人いて、毎年140万人がたばこが原因の病気で死亡していると言われています。医療費削減のためにも国をあげて禁煙政策に取り組み始めたのです。喫煙者はどう思っているのでしょうか?

Q.室内で吸えないのは不便?
「不便だけどどうしようもない、我慢するしかないです」
「もう慣れたよ」
Q.どうしても吸いたくなったら?
「外に出て吸うだけさ」

と、みなさん条例にちゃんと従っているようです。

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最終更新:8/2(水) 16:25
毎日放送