ここから本文です

日本株は小幅続落、市況安の鉱業や保険、内需安い-輸出堅調が下支え

6/22(木) 7:58配信

Bloomberg

22日の東京株式相場は小幅に続落。国際原油市況の下落を受け鉱業や石油株が下げ、時間外で米国長期金利が低下し、保険株も安い。食料品や不動産、小売など内需株も軟調。半面、ゴム製品や精密機器、電機など輸出株の一角、医薬品株は堅調で、株価指数を下支えした。

TOPIXの終値は前日比1.18ポイント(0.1%)安の1610.38、日経平均株価は28円28銭(0.1%)安の2万110円51銭。

住友生命保険バランスファンド運用部の岡田允彦部長代理は、「日本株は高値圏にあり、警戒感もある。材料難の中で方向感は出にくい」と指摘。足元の企業業績の堅調が日本株を支えているが、「下期は為替要因での業績要因はなくなり、しばらくはボックス圏での推移が続きそうだ」とみていた。

21日のニューヨーク原油先物は2.3%安の1バレル=42.53ドルと3日続落。米国在庫は減少したが、供給過剰解消に対する懐疑的な見方が根強い。北海ブレント原油も弱気相場入りした。21日の米国株はエネルギー株が重しとなり、S&P500種株価指数は0.1%安と軟調だった。

原油安について岡田氏は、「需要が弱いというよりも供給サイドの問題で、あまり悲観的には捉えていない」が、「エネルギー関連セクターへの影響は出る」と言う。

また、フィラデルフィア連銀のハーカー総裁は9月の連邦公開市場委員会(FOMC)会合がバランスシートの縮小開始時期となる可能性を示唆。「次の利上げまで一時休止し、個人的には年内と予測するが、どこかの時点で保有証券の元本再投資を終了し、市場の反応を見るのが賢明だ」と述べた。野村証券投資情報部の若生寿一エクイティ・マーケット・ストラテジストは、「FRBとしては利上げもバランスシート縮小もやるが、まずバランスシート縮小に手を付けたい。結果的に利上げは後ずれしても良い、というニュアンスだろう。ドル高期待は持ちにくくなる」としている。

きょうの日本株は小高く始まったものの、その後は前日終値を挟み方向感に乏しかった。きょうのドル・円は、朝方の1ドル=111円30銭台から一時110円90銭台まで円がやや強含む展開となった。前日の日本株終了時は111円24銭。

1/2ページ

最終更新:6/22(木) 15:48
Bloomberg