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タカタ株、ほぼ半値に下げ売買成立-週末を挟み民事再生申請報道

6/22(木) 10:39配信

Bloomberg

エアバッグの大規模リコール問題を抱えるタカタの株価が一時、前日比53%安に急落した。先週末からタカタが民事再生法の適用を申請する方針との報道が相次ぎ、22日には23日か26日に申請する方針を固めたと一部で報道された。

22日のタカタ株は前日比48%安の126円で取引が成立し、一時は同53%安の115円まで急落した。今週は売り注文が殺到し、前日まで3日連続のストップ安売り気配となり、取引時間中に売買が成立していなかった。

朝日新聞は22日付の朝刊で、タカタが23日か26日に東京地方裁判所へ民事再生法の適用を申請する方針を固めたと報じた。タカタは報道について、現時点で何ら決定した事実はないとのコメントを発表した。16日には、日本経済新聞が朝刊で、月内にも東京地裁に申し立てると報じていた。

しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹運用部長は「報道が相次いでいるので法的整理の方向かなと思うが、そうすると当然株式の価値がなくなってしまう可能性が非常に高い。債務超過になる可能性が高い」と指摘。「値段がまだついているので、おそらく買っているのは空売りしている人か、あとは単純に投機的なところで少しずつやっている人か。まともに安いから買うという人はいないと思う」と話した。

関係者によると、タカタは近く民事再生法の適用を申請する方針で、申請の時期は変わる可能性があるという。タカタの依頼で再建を主導してきた外部専門家委員会は中国系の米自動車部品メーカー、キー・セーフティー・システムズ(KSS)をスポンサーの最有力候補に挙げており、手続きが順調に進めば法的整理の上で同社からの資金を受けて再生を目指すことになる。

タカタ製エアバッグはインフレータ(膨張装置)が異常破裂する恐れがあり、米国を中心に死傷者も出ている。国内外の自動車メーカーは搭載車のリコールを拡大し、対象製品は1億個規模に上るとみられ、対策費は暫定的に自動車メーカーが負担している。

4段落以降に外部コメントや背景情報を追加しました.

Emi Nobuhiro

最終更新:6/22(木) 11:04
Bloomberg