ここから本文です

TLC、「最後のアルバム」でレフト・アイのラップを使用できず 遺族側と対立か

6/23(金) 18:10配信

bmr.jp

TLC、「最後のアルバム」でレフト・アイのラップを使用できず 遺族側と対立か

TLC、「最後のアルバム」でレフト・アイのラップを使用できず 遺族側と対立か

2014年に「私たちの『最後のアルバム』であり、私たちと一緒にいてくれたファンのすべてに捧げるもの」として新作の制作をアナウンスしたTLCが、いよいよそのニュー・アルバム『TLC』を6月30日に発売するが、同作で故レフト・アイのラップを聞くことはできないようだ。

全世界のアルバム総売上6500万枚以上という、女性R&Bグループとして史上最高の売上記録を持つ女性グループ=TLC。レフト・アイが2002年に事故死して以降もT-ボズとチリのデュオとして活動を続けているものの、レフト・アイが亡くなる前から制作されていた『3D』を2002年に発表して以降はアルバムを発表しておらず、2013年にTV伝記映画『Crazy, Sexy, Cool: The TLC Story』に連動したベスト・アルバム『20』にニーヨ制作の映画のテーマソング“Meant To Be”を発表するなどに留まっていた。

だが、2014年にTLCの「最後のアルバム」 をレーベルとの契約に縛られずに「何の制限もなく自分たちのチームで完成させる」ために、アルバムの制作資金をクラウド・ファンディングのKickstarterで公募。ケイティ・ペリー、ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロックら有名人からの支援もあって、わずか3日ほどで15万ドルの目標額を達成するなど大反響となり、最終的に43万ドルもの出資を集めた。

その後、音楽業界の重鎮ロン・フェアをアルバムのエグゼクティヴ・プロデューサーに迎えたことが発表されるも、なかなか続報は聞こえてこなかったが、昨年10月、来日中に“Haters”と“Joy Ride”という2曲の新曲を日本独占先行リリース。そして今年に入り、6月30日発売が正式にアナウンスされ、アルバム・タイトルが『TLC』になること、さらに続けてスヌープ・ドッグ参加の“Way Back”、そしてアース・ウィンド&ファイアーの誰もが知る名曲“September”を借用した“It's Sunny”と新曲を公開するなど、『TLC』リリースに向けて動き出している。

そしていよいよ発売を来週に控える中、T-ボズとチリが米Billboard誌の特集に登場。インタビューの中で、長らく待たれた『TLC』について語っている。新作について中でもファンが気になるのは、故レフト・アイの扱いだが、YouTube上にあったレフト・アイのインタビューから抜いた音声をインタールードの中で使用するだけに留まるという。その理由についてT-ボズは、レフト・アイの権利・遺産を管理している遺族が非協力的だったと責めており、「きっと遺族はお金か何かが欲しいのね。遺されたボーカル音源を人質にするような真似は、彼女(レフト・アイ)も嬉しくないと思うんだけど」とT-ボズは呆れた表情で説明したとのこと。死後に、遺された音源を使って『Eye Legacy』というレフト・アイのアルバムも発表していた遺族だが、彼らとの交渉はうまくいかなかったようだ。

『TLC』の制作に2年以上も要したことについては、「(ソング)ライターやプロデューサーたちとやっていくのは、部屋いっぱいの子供たちをあやすようなもの」と例えながら、制作がスムーズに進まなかったことをT-ボズは認めている。しかし、出来には満足しているようだ。

なお、彼女たちをデビューさせ、スターダムに導いた人物であり、2011年からEpic RecordsのCEOとして辣腕を振るうも、先月、突然Epicを辞任したことが分かり、後に女性従業員から性的ハラスメントの訴えがあったことが報じられているLA・リードについて訊ねらると、「彼がクビになったことには驚いたけど、(告発があったことについては)驚かなかった。彼が何も悪いことをしていないことを祈っているけど、驚いたかと言われると、ノー」と、T-ボズは率直に語っている。

1. No Introduction
2. Way Back (feat. Snoop Dogg)
3. It’s Sunny
4. Haters
5. Perfect Girls
6. Interlude
7. Start A Fire
8. American Gold
9. Scandalous
10. Aye MuthaFucka
11. Joy Ride
12. Way Back (feat. Snoop Dogg) [Extended Version]

最終更新:6/23(金) 18:30
bmr.jp