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元パナソニック社員・井上雄太、初主演映画の過酷ラオスロケ語る…毒ヘビ、サソリ潜む

6/23(金) 5:04配信

スポーツ報知

 俳優の井上雄太(26)が、初の日本ラオス合作「ラオス 竜の奇跡」(24日公開、熊沢誓人監督)で映画初出演にして初主演する。22日までに、スポーツ報知のインタビューに応じ、過酷ロケを振り返った。

 井上は、大手芸能事務所「東宝芸能」が創立50周年を記念して実施した初の男性オーディション(14年)の合格者。1年8か月間、総合電機メーカーのパナソニックに勤務。社会人を経験して、芸能界入りした異色の経歴の持ち主だ。

 劇中では1960年のラオスに実在した日本人技師をモデルに、ダムの建設調査のため、内戦中のラオスに渡った日本人青年・川井を演じた。現代からタイムスリップしたラオス人女性ノイ(ティダー・シティサイ)との出会い、恋愛模様や成長が描かれる。

 同国中部地方で1か月間のオールロケ。本編の9割がラオス語だった。井上は15年夏にオファーをもらい、9月から1か月間、事務所に講師を招いて猛勉強。現地生活に順応するため、10月に単身ラオスに渡り、11月から撮影に臨んだ。「正しい音で出せるように、ひたすら反復練習した。ホテル暮らしを3週間、首都ビエンチャン郊外の農場で1週間ホームステイ。身ぶり手ぶりを交え、ラオス語で伝えた。セリフの練習も手伝ってもらいました」

 ヒルのいる川やサソリ、毒ヘビがいる中でのロケだった。「ラオス人は『何もしなければ、かんでこない。大丈夫、大丈夫』って。不安でドキドキしたけど、すぐに慣れた。毎朝、屋台でナマズのくし焼きを食べるのが日課になった」と井上。「映画初出演、初主演がとにかくうれしかった。うれしい気持ちが勝ったので、最後までやり切ることができた」と胸を張った。

 夢はNHK連続テレビ小説出演。「険しい道のりだけど、いつか出たい。日本の映画の現場も早く経験したいです」。貴重な海外経験を決して無駄にしない。(加茂 伸太郎)

 ◆ラオス人民民主共和国 中国、ミャンマー、タイ、カンボジア、ベトナムの5か国と国境を接し、日本の本州ほどの広さを持つ内陸国。「東南アジア最後の桃源郷」と呼ばれる。国土の約70%が高原、山岳地帯。メコン川が1900キロにわたって流れる。人口約649万人(15年)。ラオ族(全人口の半数以上)を含む計49民族。熱帯性モンスーン気候に属し雨季(5~9月)、乾季(10~4月)に分類。首都はビエンチャン。主食はカオ・ニャオ(もち米)。古都ルアンパバーンは街全体が95年に世界文化遺産登録。

 ◆井上 雄太(いのうえ・ゆうた)1990年8月24日、大阪府出身。26歳。関西学院大卒。大学時代はモデルとして活動。15年ドラマ「民王」、17年同「警視庁捜査一課9係」に出演。趣味は映画・舞台観賞、カラオケ。身長182センチ、体重66キロ。

最終更新:6/23(金) 5:04
スポーツ報知