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エムグラムの今 ユーザー数百万、人工知能の学者社長の野望 原点は恋愛相談「こじれる前に気をつける」

6/26(月) 7:00配信

withnews

 5月の大型連休中、SNSで次々とアップされた正方形を9分割したカラフルな性格診断結果。覚えていませんか? 利用者数は数百万人規模になっているそうですが、あれっていったい何だったの? まだ、はやっている? 実は「今も1日1万人くらいずつ、受験者は増えている」そうです。最初、イマイチだったユーザー数が、インスタを意識した改修によって、爆発的に広がった理由。運営会社LIPの松村有祐社長(34)があたためている「野望」について聞きました。(朝日新聞記者・永田篤史)

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1千万人以上の性格データがベース

 LIPは、上場企業9千社以上、のべ1千万人以上に性格診断サービスを提供してきた国内企業と連携して「エムグラム」を4月8日にリリースしました。
 
 「ながっちを構成する8性格 #診断コードで相性がわかる予定 #私を構成する8性格 #エムグラム診断 #本質をすぐに捉える #石橋を叩きまくって渡る #少し繊細 #ムードメーカー #合理主義者 #誘惑に強い #新しいもの好き #腰が重い」
 
 実際にやってみた結果を松村社長に見せてみると……松村社長が注目したのは意外な場所でした。
 
 「詳細データ」という14種類の性格特性の数字です。
 
 「これ、偏差値なんですよ、言ってしまえば。直観的に本質的なところをとらえる力が偏差値65。日本人の中で高い方ですね。『思考』が63というのは、理想主義よりは現実主義でとらえますよね。協調的、というところも60。これが、起業家だとすごく低いんです。さらに起業家は論理的に物事を考える、という点も強く出る傾向があり、血も涙もない感じになるわけですね」
 
 偏差値50が、各性格についての平均的な日本人の値となるそうです。

問題数105問の多さが課題

 性格診断は、少ない問題数で無料で楽しめる占いのような形態と、ビジネス目的の形態、つまりは企業が採用試験などの際に適性検査の一環として実施する有料で問題数も多い形態の二つに分かれます。
 
 性格診断は、統計学的手法を活用するため、もちろん問題数が多いほど精度が高まります。
 
 エムグラムは提供会社と連携できたことで無料でサービスを運営しています。そこで課題となるのが105問という問題数です。
 
 採用試験で出題されたら、最後までやらないと入社できないので受験者は必死になってやりますが、エムグラムはある意味、「別にやりたくなければやらなくても良いサービス」です。
 
 絞りに絞った数、とのことですが、当初は松村さんの友達など身近な人に呼びかけても、3割程度しか最後までやってくれなかったそうです。

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最終更新:6/26(月) 7:00
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