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パンダの繁殖、どんだけ大変? 上野は騒ぎすぎ…ではない歴史的理由 「日中友好の歴史を背負っている」

6/24(土) 7:00配信

withnews

 日本中で話題を集めた上野動物園のパンダの赤ちゃん。2000年以降、15頭のパンダの赤ちゃんが誕生している和歌山のアドベンチャーワールドの担当者は「何回やっても、やっぱり大変」と言います。「騒ぎすぎ?」という声もありますが、日中の交流に関わる中国人からは「上野は特別」という意見も。パンダの赤ちゃん誕生の難しさ、そして、注目される理由について話を聞きました。

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「何回やってもやはり大変だ」

 日本でパンダの繁殖に最も成功しているところは、和歌山白浜のアドベンチャーワールドです。2000年以来15頭のパンダの赤ちゃんが誕生しています。生存率もきわめて高いことから、世界でも有数のパンダの繁殖実績を誇っています。

 パンダの繁殖は難しいのでしょうか? 担当者に聞いてみると……。

 アドベンチャーワールド経営企画室の高濱光弘さんは「何回やっても、やっぱり大変です」と話します。

「すべてにおいて難しい」 

 高濱さんは「パンダの繁殖は、交配(交尾)から出産、成長までのすべてにおいて難しい」と言います。
 
 メスの発情期が短く、オスとメスの相性とタイミングを測るのが、特に難しいそうです。

 運良く妊娠・出産に至っても、困難は待ち受けています。

 上野のパンダの赤ちゃんの場合、生後1週間の体重は178グラム、鼻先からしっぽの付け根までの体長は16.4センチしかありません。そのため、赤ちゃんの健康状態の確認、母乳(特に初乳)を飲んでいるかどうかをチェックするだけでも一苦労です。

 赤ちゃんが誕生した季節によって室温や湿度の調整も気を配る必要があります。

「できるだけ美味しい竹を」

 かなりデリケートなパンダですが、アドベンチャーワールドが繁殖の際に大切にしていることは何でしょうか?

 まず「パンダの日々の健康管理」。繁殖の時期だけでなく、普段から主食の「竹」をきちんと食べることや、適度な運動をさせるよう心がけているそうです。
 
 特に母親になるパンダには体調管理を徹底し「できるだけ美味しい竹を与える」そうです。

 また、出産前後には、母パンダの様子をきちんと把握し、不測の事態に備え、赤ちゃんパンダを移す保育器も準備するそうです。

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最終更新:6/24(土) 7:00
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