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キーマンに山口俊を指名 巨人村田HCの“甘すぎる”巻き返し案

6/23(金) 12:29配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 借金7の4位に低迷する巨人は22日、23日から再開するリーグ戦へ向けて東京ドームで全体練習を行った。高橋由伸監督(42)は「投手が試合をつくってくれて(5勝1敗だった)先週のような試合ができれば。(借金7は)一気に2つも3つも減るわけじゃない。とにかく1日1個、返せるように頑張るしかない」と抱負を語った。

 村田真一ヘッドコーチ(53)に話を聞くと、「悔しいから巻き返したいよな。秘策? なんかあるなら教えてくれや」と言いつつ、こう持論を展開した。

「打線強化? いや、大事なのはやっぱり先発投手よ。山口(俊)がいい投球をしたけど、1枚入っただけで、かなり大きい。あの安定感は、これまでの投手とはえらい違いやで」

■厳しいノルマ

 山口俊(29)は、DeNAからFAで加入したものの、右肩痛で出遅れた。巨人でのデビュー戦となった14日のソフトバンク戦は6回を102球無失点。まだ無安打投球だったが、疲労を考慮されて降板し、移籍後初勝利を挙げている。

「13連敗の頃は投手陣が失点して投打がかみ合わなかった? その通り。点を取られなければ負けへんやんか。(菅野)智之、山口、田口、マイコラス。(大竹)寛もこの前は良かったしな。そこから(八回)マシソン、(九回)カミネロがおる。(山口俊の復調で)先発5、6枚が落ち着いてくれば、打つのを待てるんや。まずは失点を減らしつつ、少ない得点で勝つ試合をやらんと」

 そう続けた村田ヘッドは、「ここのところ打線が上向き? 気持ちな。でも、相手がいい投手なら、そうそう打てん」とリーグ5位のチーム打率.243の貧打は、急には上向かないと悲観的。あくまで、先発投手を中心とした守りの野球で巻き返しを図ると言い、「先発が回数を投げてくれんと後ろ(救援陣)が潰れる。菅野のようにたまには完封、完投が欲しい? もちろん。先発は七回がメド? 毎回は無理やろうけど、そうやな。七回まで投げてくれれば、あとはマシソン、カミネロの2人につなげるから」と先発投手のノルマを「7イニング」に設定。そのキーマンに山口俊を指名したのだが、球界関係者がこう言う。

「まだ6イニング102球しか投げていない山口俊に過度の期待をかけるのは危ないですよ。前回のノーヒット投球時も最後の六回は明らかに球が上ずり始めた。その山口俊をエースの菅野に次ぐといっていい救世主扱いで、『7イニング』のノルマまで突きつけた。古巣DeNAの関係者によると、ノビノビとプレーする方が性に合うようで、大きなプレッシャーは苦手らしい。たったの1試合で高い評価をされても、本人にとっては痛しかゆしなところはあるでしょう」

 故障明けの投手を大いにアテにする巻き返し案は、不安がいっぱいだ。