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ドルトムントDFギンターが爆発事件について語る 「日常生活に戻るまで時間がかかった」

6/23(金) 16:07配信

ISM

 ドルトムント(ドイツ)DFマティアス・ギンターが、今年4月にチームバスを襲った爆発物事件を振り返り、日常生活に戻るまで時間がかかったとコメント。キャリアの終わりも考えたと明かした。現地時間21日付の独『ツァイト』誌(電子版)のロングインタビューで明かしている。

 ギンターは同誌とのインタビューで、サッカーを始めたきっかけやケガなどについてコメント。そのなかで、記者から「今年4月にチームバスが襲われた際、あなたもバスのなかにいましたが、あの状況にどう対応しましたか」と質問された。

 するとギンターは「いつもと同じように後部座席に座っていた。バスが出発したとき、突然大きな爆発音が聞こえて自分の横の窓ガラスが割れた。そこら中にガラスが飛び散り、みんな床に伏せた。もしバスの窓が特別厚い仕様でなかったら、もっとひどいことになっていただろう。不幸中の幸いだったよ」と当時の様子を語った。

 ギンターは「僕らがサッカーをすぐにはできるような状態にないことは明らかだった。翌日に再スケジュールされたけど、トランス状態だったよ。みんな、いいパフォーマンスをしようと努力したけどね。3、4日経ってもまだ、日常生活に簡単には戻れなかった」と、ショックの大きさについて述べた。

 同選手はさらに、バスが襲撃されてから数週間後に恋人と散歩をしていたときのことを語り、「そのとき、トラックがごくゆっくりと傍を走り抜けた。瞬間的に、テロの光景が頭に浮かんだ。トラックを使ったテロ事件が発生していたからね。一瞬、サッカーをやめることすら考えた。この先、テロへの備えなんてできっこないからだ。でも僕はサッカーをしたいし、これからも続けていく」とコメント。「人生には100%安全なものなどない。僕らは人生を楽しみ、愛するものや自分にプラスになるものを掴んで離さないようにしなくてはならない。人生は続いていくし、この先も大丈夫だ」と話していた。

 ドイツ代表としてもプレーする同選手は、2015年11月にパリでテロ事件に遭遇。「スタッド・ドゥ・フランス」で国際親善試合を行なっている最中に同時多発テロが発生し、チームはスタジアムで夜を過ごした。同会場もテロの標的になっていた。

 なお、同じドルトムントに所属する香川真司も、バス襲撃事件から約1カ月が経過した今年5月、自身のブログで当時について語り「本当に怖かったし、今も怖いです。本音いうとバスに乗るのも、試合に行くのも」と心境を述べていた。

最終更新:6/23(金) 16:08
ISM