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全英女子圏内2人のみ 好機生かせぬ日本プロの不甲斐なさ

6/23(金) 12:29配信

日刊ゲンダイDIGITAL

【アース・モンダミンカップ 初日】

 1カ月ぶりに韓国のセクシー女王、アン・シネ(26)が出場したことで注目が集まる今大会。初日は3アンダー14位タイとまずまずのスタートを切ったが、トップに立ったのも同じ韓国人プロで今季3勝をマークして賞金レーストップ独走中のキム・ハヌル(28)だ。

 4番パー3(158ヤード)ではもう少しでホールインワンと、この日はショットが冴えて7バーディー(1ボギー)を奪った。

「(今季好調は)出だしからいい成績を残しているので、気楽にプレーできているのが要因だと思います」(キム・ハヌル)

 今大会が終わると賞金ランク上位5選手(有資格者を除く)には女子メジャーの全英女子オープン(8月3日開幕)出場権が与えられるが、すでにいくつかのカテゴリーでキップを手にしているプロがいる。

 キム・ハヌル(16年リコーカップ優勝)、イ・ボミ(16年賞金女王)、申ジエ(08・12年全英優勝)、ペ・ヒギョン(16年大会15位内)、テレサ・ルー(同)の5選手だ。しかし、日本人選手の名前は一人もない。

 現在、日本ツアー賞金ランクは1位キム・ハヌル、2位テレサ・ルーの2人が有資格者のため、ランク7位までが圏内になる。

 3位鈴木愛、4位イ・ミニョン、5位全美貞、6位上田桃子、7位アン・ソンジュだ。いまのところ可能性のある日本選手は2人しかいないという寂しい状況だ。

 評論家の宮崎紘一氏は、「全英の冠スポンサーは日本企業であり、日本人プロにメジャーで活躍してもらいたいとスポンサードしているのに、がっかりですね」とこう続ける。

「日本女子ツアーとは名ばかりで、韓国選手や台湾選手のために試合をやっているような感じです。全英に出られなくて悔しいとか、情けないという気持ちがないのか、それとも世界で戦う志がないのか、日本人プロの意識は低すぎる。かつてスポンサー関係者から直接聞いた話では、せっかくメジャーの舞台を用意して、日本ツアーへの出場枠を多くしてもチャンスをつかむのは外国人選手ばかり。日本人が出場できないのなら大会を主催する費用対効果が低いので、一時スポンサーを降りることも検討したそうです。もっと危機感を持つべきです」

 賞金女王タイトルは、2010年からの7年間で韓国選手が6度獲得。LPGAツアー選手権リコーカップも、10年から7年間で韓国選手6勝、台湾選手1勝と日本人選手の出る幕ナシ。おいしいところを全部外国人選手にさらわれているボロボロ状態がよくわかる。