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西原ファームの債権放棄 JA支援で再建へ

6/23(金) 11:53配信

琉球新報

 【西原】西原町耕作放棄地解消対策協議会(会長・小橋川明副町長)は22日、西原町役場で臨時総会を開き、農業生産法人「西原ファーム」(新川潤社長)に貸し付けていた3千万円の債権放棄を出席者の全会一致で決めた。2012年の設立以来、赤字が続いている西原ファームはJAからの支援を受け、経営再建を目指すこととなる。

 3千万円は町から補助金として協議会にわたり、協議会が西原ファームに貸し付けていた。

 耕作放棄地の再生や新規就農者の育成と、社の利益となる農作物育成の両立ができず、16年度には累積赤字が4千万円に膨らみ、資金繰りに苦慮していた。

 協議会の総会に出席したJAの担当者は「西原ファームの公的な活動を評価している。再建に向けて、厚い支援策を検討したい」と語った。人材派遣や就農指導、資金援助などによる支援が見込まれている。

 新川社長は「(債務放棄を)重く受け止めている。経営は改善に向かってる。町民の期待に応えられるようにしたい」と述べた。

 西原ファームは町内で耕作放棄地の集積と活用を手掛けることを目的に設立された。新規就農者の育成や町の特産品の開発にも取り組んでいる。これまでに約9・25ヘクタール(2万8千坪)の耕作放棄地を再生し、延べ29人の新規就農者を育成してきた。

琉球新報社

最終更新:6/23(金) 11:55
琉球新報