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収賄の湖西市元職員 有罪判決

6/23(金) 12:46配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 湖西市発注の下水道工事に絡み、市職員が工法変更を実現させた見返りに業者から自宅の一部外構工事の無償施工を受けたとされる贈収賄事件で、収賄の罪に問われた元同市職員の男(32)=浜松市西区=の判決公判が23日午前、静岡地裁で開かれ、肥田薫裁判官は懲役1年2月、執行猶予3年、追徴金約160万円(求刑懲役1年2月、追徴金約160万円)の有罪判決を言い渡した。

 贈賄の罪に問われた湖西市の建設会社元専務の男(43)=浜松市西区=の判決公判も同日午前に開かれ、肥田裁判官は懲役10月、執行猶予3年(求刑懲役10月)を言い渡した。

 肥田裁判官は起訴事実を認定し、元同市職員の男に対し、「自らを厳しく律しなければならない公務員の立場にありながら、無償施工の提供として約160万円相当の賄賂を安易に収受した」と指摘した。

 元専務の男の行為については、市政に対する「市民の信頼を損なわせるもの」と述べた。

 一方で、両被告とも「真摯(しんし)に反省している」とし、社会的な制裁も受けていることから執行猶予を付けたと説明した。

 判決によると、元同市職員の男は市下水道課工務係副主任だった2014年7月に同社が落札、受注した工事に関して、当初設計になかった地下水位低下工法の採用を上司に具申。増額変更契約を実現させた謝礼などの趣旨があると知りながら、15年12月~16年4月に元専務の男から自宅の外構工事約160万円分の無償施工を受けた。

 元同市職員の男は終了後、弁護人を通じて「妥当な判決。周りに多大な迷惑をかけ、深く反省している」とコメントした。両被告の弁護人によると、いずれも控訴はしない方針。



 ■「信頼回復努める」 湖西市長

 湖西市の影山剛士市長は23日、同市発注工事に絡む贈収賄事件の判決公判で静岡地裁が元同市職員の男(32)に懲役1年2月、執行猶予3年、追徴金160万円を言い渡したことについて、「大変重く受け止めている。市政の信頼を損ねたことは大変遺憾。服務規律の順守を徹底し、市政の信頼回復に努めていく。なるべく早期に再発防止策を公表し、実践していきたい」とコメントした。

静岡新聞社