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日本とラオス初合作映画のヒロイン・シティサイの魅力

6/23(金) 16:33配信

東スポWeb

【アツいアジアから旬ネタ直送「亜細亜スポーツ」】ラオスのトンルン・シスリット首相が今月来日し、安倍首相との首脳会談(7日)で「日ラオス開発協力共同計画」をさらに進めていくと確認した。9月には首都ビエンチャンと成田を結ぶ初の直行便が就航予定で、現地では日系企業も徐々に増えつつある。日本人には東南アジアで一番マイナーだった国ラオスが今、アツい。

 エンターテインメント業界での交流も。日本とラオス初の合作映画「ラオス 竜の奇跡」が、24日から東京・有楽町スバル座などで公開される。現代に生きるラオス人女性ノイが、内戦が続く1960年代にタイムスリップしてしまうというファンタジー。ノイはその昔のラオスで、ダム建設に情熱を燃やす日本人技師・川井と出会い、心が触れ合い…という話だ。

 川井を演じるのは新進俳優・井上雄太(26)。ほぼ全編ラオス語での撮影で「週に2回、2時間ほどラオス語のレッスンを受け、ラオスに来てからはまずホームステイをしてラオス語の環境に身を置き、それから撮影に挑んだ」という。ノイ役は、本作が映画初主演のティダー・シティサイ(24)。ラオスでは人気モデルとして知られる。

「とにかく華やかな雰囲気が印象的。またラオス人ならではの素朴さも残していて、日本人にはウケるんじゃないか。日本人撮影スタッフとも親しげに談笑する姿は、気さくで親近感があった。T168・B81・W60・H86というプロポーションも見事で、さすが現役モデル」とは、ロケを取材したライター。

 シティサイは5年前、ミス・ラオスで2位になり、同年ラオスの国民的ビール「ビアラオ」のカレンダーモデルも務めるなど、その美貌は現地で知れ渡っている。「ラオスの女性は、日本人よりはるかに清楚で奥ゆかしいといわれ『アジアの純情』と呼ばれたりもする。『昔の大和なでしこのよう』と評する駐在員もいる。劇中ではしとやかだが芯のあるラオス女性の生きざまが描かれる」(前同)

 ストーリーの核となるダム建設は史実で、ビエンチャン北部にあるナムグムダムのことだ。71年に完成し、電力発電の要として稼働し、その電力は隣国タイへ輸出され、ラオスの貴重な外貨獲得源になっている。実際、内戦に巻き込まれ、自然の要害に苦労するなど難工事で、その過程では日本人技師の死亡事故も起きた。その技師が川井のモデルだ。

 日本の後押しもあり経済発展を続けているラオスだが、日本でいう昭和的な街並みやのどかな山村、人情は今なおまだ残っている。

☆室橋裕和(むろはし・ひろかず)=1974年生まれ。週刊文春記者を経てタイ・バンコクに10年居住。現地日本語情報誌でデスクを務め周辺国も飛び回る。3年前に東京へ拠点を移したアジア専門ライター。

最終更新:6/23(金) 18:13
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