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下田に物資輸送拠点 中央防災会議、活動計画を改定

6/23(金) 17:10配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 政府の中央防災会議(会長・安倍晋三首相)は23日、幹事会を開き、南海トラフ巨大地震で甚大な被害が想定される静岡県などの地域に対する応急対策活動計画を改定した。国からの支援物資を受け取り、各地に振り分ける本県の「広域物資輸送拠点」を再編し、孤立化が懸念される賀茂地域で下田市内の民間資材倉庫を拠点に追加した。これにより県内の拠点は7カ所から8カ所に増えた。

 賀茂地域に物資を振り分ける拠点はこれまで、愛鷹広域公園(沼津市)となっていた。県などは物資を避難所まで確実に供給するには、地域の中に拠点が必要だとして体制の見直しを進めていた。

 併せて人口分布と道路事情を考慮して既に指定している拠点も見直し、姫の沢公園スポーツ広場(熱海市)を外してキラメッセぬまづ(沼津市)を新たに指定した。

 計画は地震発生後、被災地からの要請を待たずに物資や救助活動などの応援部隊を直ちに送る「プッシュ型支援」の態勢や流れを定めている。2015年3月に策定され、改定は今回が初。物資輸送が一部で滞った熊本地震の反省を踏まえて見直した。

 地方自治体の物資輸送拠点については、民間事業者の物流施設を活用した代替拠点も確保することが望ましいとした。輸送拠点の円滑な運営のため、物流事業者の協力を得る協定を締結することも自治体に促している。

 また、避難所までの輸送力確保に向けては、運送事業者や関係団体との連携を強化する必要性を指摘した。避難所の衛生面に配慮して、プッシュ型支援物資の品目も見直し、トイレットペーパーと生理用品を追加した。

静岡新聞社